新型プリウスが納車されて1.5ヶ月の私に起きた、EPB故障トラブルと、それに伴う新型プリウスの課題についてお伝えします。
EPBとは、電動パーキングブレーキのことです。 電動パーキングブレーキの不具合が納車後すぐに起きました。
結論からお伝えすると、ディーラーに持ち込み検査したところ機械的な故障ではなく、問題は再発していません。
ただ、新型プリウスの電動パーキングブレーキには課題があると感じています。
この課題は、新型プリウスオーナーはもちろん、EPBを搭載しているほかのトヨタ車オーナーにも関わると考えています。
今回は、電動パーキングブレーキによるトラブルを回避する方法をお伝えします。
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目次
新型プリウスの電動パーキングブレーキについての動画
本記事の内容と同じ動画をYoutubeにアップしています。
電動パーキングブレーキ操作方法は、記事を読むよりも動画を見る方が分かりやすい場合もありますので、是非ご覧ください。
新型プリウスのEPB故障トラブル内容
EPB故障トラブルは、どんなときに起こったの?
この故障画面は、高速道路のサービスエリアで表示されました。
最初は、高速道路を運転支援機能をフル活用して走っていたから、そのせいでトラブルが発生したかと考えていました。
EPBという馴染みのない言葉は、運転支援機能のなにかだと思ったからです。
調査してみると、どうやら電動パーキングブレーキの不具合だと分かりました。
そこで、電動パーキングブレーキのスイッチを押したり上げたり試してみたが、表示は消えません。
エンジンを切ったり付けたりを繰り返しても変わりません。
ただ、電動パーキングブレーキの表示はされているから、問題ないかと思いサービスエリアを後にしました。
引き続き、運転支援機能を使って楽に高速を走ろうとしたら、支援機能がまったく使えない状況に、、
EPB故障が関係しているのは明らかだったため、ディーラーに連絡。
結局はそのままディーラーに行くこととなりました。
運転自体は問題なかったの?
運転支援機能が使えないこと以外はまったく問題なく、駐車しても、ちゃんとパーキングの表示にはなってました。
ディーラーに到着し調査してもらうと、故障ログには異常がなかったということでした。
原因が分からないでいると、ディーラーの整備士さんから「電動パーキングブレーキのスイッチを誤って押していませんか?」と質問が。
どうやら、サービスエリアの駐車場で誤ってスイッチを押してしまったようでした。
その後、車内に10分以上滞在していたことが、EPB故障エラーが出る原因だった可能性があります。
再現はさせていないの?
再現してもEPB故障エラーを自分で直すことはできず、ディーラーにまた持っていくのが面倒だから実施していません。
そもそも、電動パーキングブレーキ自体、使い方がよく分かっていなかったことが問題でした。
次は、新型プリウスの電動パーキングブレーキの利用方法と課題を解説します。
新型プリウスの電動パーキングブレーキ利用方法と課題
新型プリウスの電動パーキングブレーキには、3つの課題があります。
電動パーキングブレーキは、初期設定のままで問題なく動作するから、問題発生時に余計にパニックになる可能性があります。
まさに今回がそうね。 説明書を見ても確かによく分からない。
いままで機械式のパーキングブレーキしか使ったことがないと、余計に不安になりがちです。
新型プリウスの電動パーキングブレーキには、オートモードとマニュアルモードがあります。
電動パーキングブレーキ:オートモードの検証
まずは初期設定のオートモードの動作を説明します。
結論から伝えると、オートモードの場合はシフト操作以外に操作は必要ありません。
シフトをドライブに入れれば電動パーキングブレーキは自動解除されます。
同じように、シフトをパーキングに入れれば、自動で電動パーキングブレーキがかかります。
パーキングブレーキスイッチを使えば、手動でパーキングブレーキのオンオフもできます。
スイッチを押すとパーキングブレーキが解除され、スイッチを引くとパーキングブレーキが動作します。
ちなみに、ブレーキを踏んでいないとパーキングブレーキはオフにできない仕様になっています。
基本的にオートモードでスイッチを使うことはないと思うが、念のため検証してみました。
電動パーキングブレーキ:マニュアルモードの検証
次にマニュアルモードを試していきます。
マニュアルモードを設定するには、パーキングブレーキスイッチを長押しすると設定されます。
EPBシフト連動機能オフという表示が出れば、電動パーキングブレーキのオートモードからマニュアルモードに変更となります。
なんだか分かりにくい表示ね。
そうなんです。どうやら、電動パーキングブレーキのオートモードは、EPBシフト連動機能とも呼ばれているようです
説明書では、どこにもEPBシフト連動機能という言葉はないから、余計に混乱します。
マニュアルモードの場合、パーキングブレーキをかけるには手動で行う必要があります。
パーキングブレーキスイッチを引くとパーキングブレーキがかかります。
解除する場合は、パーキングブレーキスイッチを押すか、シフトをドライブに入れてアクセルを踏む方法の2種類あります。
マニュアルモードでもパーキングブレーキ解除は、アクセルオンでできるのね。
そうなんです。 便利な半面、これも混乱してしまうところです。
というのも、現在の状況がマニュアルモードかオートモードなのか、判断できる情報がありません。
本当はマニュアルモードなのにアクセルを踏めばパーキングブレーキが解除されるから、オートモードと勘違いしてしまう可能性が高いです。
気が付かず、駐車時にパーキングブレーキをかけないで過ごしてしまうことが考えられます。
それは怖いわね。 エンジンオフにすればパーキングブレーキが動作するんじゃないの?
マニュアルモードだと、エンジンオフにしてもパーキングブレーキは解除されたままです。
もちろんエンジンオンにしてもパーキングブレーキは解除されています。
誤ってマニュアルモードになっていた場合、なかなか気が付かない可能性があるから危険です。
判断する方法はないの?
シフトをドライブからパーキングに変更したとき、パーキングブレーキランプが点灯するかどうかで確認できます。
また、オートモードの場合はパーキングブレーキが解除されている状態でエンジンオフにすると、パーキングブレーキが自動で動作します。
そこでもチェックできますね。
マニュアルモードからオートモードにする方法は、パーキングスイッチを長く引くことです。
EPBシフト連動機能オンと表示されれば、オートモードに変更されたことになります。
この表示も本当に分かりにくいわね。
電動パーキングブレーキ自体は便利な機能ですが、誤ってマニュアルモードになった場合のリスクが大きいです。
特に新型プリウスのパーキングスイッチは、間違って押してしまう可能性が高い場所にあります。
座席位置が低いこともあり肘がぶつかりやすいのと、真ん中にあるから助手席に座った人が間違って押してしまうこともあるでしょう。
この記事と説明を参考に、電動パーキングブレーキの操作方法を把握しておいて欲しいです。
わかったわ。
新型プリウスの電動パーキングブレーキのトラブル回避方法
電動パーキングブレーキのトラブルを回避するには、どうすればいいの?
電動パーキングブレーキがマニュアルモードになっていないか、確認する癖をつけることです。
マニュアルモードと違い、オートモードの場合は次のような特徴があります。
1つ目は、シフトをパーキングにした際に独特の音が鳴ることです。
新型プリウスの場合は、かすかに「ウィーン」という音が出ます。
2つめは、エンジンをオフにした際にパーキングブレーキランプが点灯することです。
誤って電動パーキングブレーキをオフにしていたとしても、エンジンをオフにするとパーキングブレーキが動作します。
3つ目は、エンジンオンの後にパーキングブレーキランプが点灯しているかどうかです。
2つ目と連動するが、電動パーキングブレーキがオートモードなら、どのような状態でもエンジンオンの後はパーキングブレーキランプが点灯しています。
もし点灯していなかったら、マニュアルモードになっているということね。
そのとおりです。
電動パーキングブレーキがマニュアルモードになる条件は、パーキングブレーキスイッチの長押しになります。
小さなお子さんがいる家庭など、誤って押してしまう可能性があります。
そのまま気が付かず電動パーキングブレーキがマニュアルモードになっていると、悲惨なトラブルが起きることも考えられます。
ずっとマニュアルモードになってしまうリスクがあるものね。
そうなんです。
電動パーキングブレーキのオートモードは便利な機能です。
ただ、動作の仕組みやマニュアルモードになった場合の表示など、ぜひ覚えておいてください。
新型プリウスの電動パーキングブレーキトラブル まとめ
新型プリウスに搭載されている電動パーキングブレーキのオートモードは、運転がより楽になる便利な機能です。
ただ、事前に電動パーキングブレーキの注意点を知らないと、怖い思いをする可能性もあります。
今回はEPB故障という事態が起きたため、電動パーキングブレーキの機能を深く理解しましたが、なにもなければマニュアルモードで走っていたかもしれません。
新型プリウス以外の電動パーキングブレーキでも、オートモードがある車種に乗っているならお気をつけてください。
今後も、新型プリウスを中心に、ちょっと役に立つ記事をアップしていきます。
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最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。