「トヨタのKINTO(キント)は将来大丈夫なの?」
あなたはトヨタKINTOの将来性に不安をおもちなのではないでしょうか?
私はKINTO契約者の立場として素晴らしいサービスだと感じてますが、2021年9月現在は利用者の声が少なく不安な部分もあります。
そんな中、KINTO小寺社長が2021年8月にインタビュー動画でKINTOの現状と将来について語られています。
結論としては、KINTOの将来性は明るいです♪
- KINTOの契約者数は順調に伸びている
- KINTOはトヨタ社長の思いがつまっている
⇒レース現場の開発速度を市販車に応用したい - KINTOにはパーソナライズ化できる土台がある
この記事を読めば、トヨタKINTOのサービス提供の現状を知ることができ、KINTOの将来は明るいと分かります。
↓KINTOとはどんなサービスなのか7つのポイントで解説した記事↓
KINTOとは何かを7つのポイントと5つのFAQで契約者が解説
KINTOを選ぶべき人はこんな人。KINTOは◯◯が使い放題だった!?
⇒KINTOを選ぶべき人の特徴とは?審査の受かり方も
目次
KINTOの将来性は大丈夫?社長のインタビュー動画で考える将来性
KINTOの小寺社長へのインタビュー動画です。
インタビュー自体は7分10秒からはじまりますので、小寺社長のインタビューを見たい方は飛ばしてみてください。
KINTOの将来性についてポイントだけ知りたい方は、この後のトピックをご覧ください♪
KINTO現在の状況について
KINTO小寺社長が語るKINTOとは?
会社の名前であり商品のサービス名でもあるKINTO。
KINTOの契約者数、KINTO契約者の年齢層について小寺社長答えた内容に不可情報を追加してまとめました。
KINTOの契約者数は伸びている?
KINTOのサービス提供が2019年7月開始以降、1万台を超えたところです。
小寺社長はこのようにインタビューで答えていますが、KINTOの契約者数は2020年12月末までに累計1万1200件を超えたと発表がありました。
2020年6月以降は毎月1000台以上の申し込みがあり、順調に契約者数が伸びています。
2020年のトヨタ国内販売台数は150万台でしたので、シンプルに比較すると全契約の約150分の1がKINTOで契約。
参考:トヨタの販売・生産・輸出実績データ
まだまだ全体の販売数から考えると、KINTOの契約は少ないですね。
一方、2020年はKINTOのサービスがまだ発展途上だったこともあり、ラインアップが出たり消えたりしていました。
2021年はKINTO車種一覧が安定していますので、おそらく契約数は増加中だと思われます。
KINTO契約者の年齢層は若い人ばかり?
KINTOはCMなどで若い方向けにアピールされてますが、契約者の年齢層は幅広いとお聞きしました。
20代~30代の1台目としてKINTOを検討している方が一番多いですが、一方で60代~70代の方も次に多いです。
60代~70代の方で車を買うのを止めようと考えているが、古い車に乗り続けるより、安全機能がついている新車を利用したい人がKINTOを検討しているそうです。
まさに私の父も最後の車を買い替えるかどうか検討しています。定額制ですぐに乗れるサービスは合っていますね。
また、KINTOなら免許返納するときに違約金なしでKINTOに返却できるサービスがついているので、後押しになっているとのこと。
注意点:免許返納で解約の違約金がないのは3年契約のみ。5年契約、7年契約は対象外
KINTOの違約金について「絶対ダメ!選んではいけないKINTO解約タイミングとは?違約金を数十万円減らす方法」で詳細を書いているのでご参考ください。
KINTOはトヨタ社長の思いがつまっている
KINTOは自分向けサービスと考えていなかった層にGR Yaris MORIZOセレクションを提供している理由は?
MORIZOさん(トヨタ社長の豊田章男さん)の発想なんです。
MORIZOさん( 豊田章男トヨタ社長)とカーレースについて
MORIZOさんはレーサーとして活動するトヨタ社長のニックネームです。
ルーキーレーシングというレーシングチームでプロレーサーにまじりMORIZOさんもレースに参加しています。
プロレーサーと共にカーレースに参加しているトヨタ社長が、レースの経験をトヨタ車にフィードバックしたい、という思いから「 GR Yaris MORIZOセレクション」が生まれました。
MORIZOセレクションでトヨタが実施したいポイントはこちら。
- レース現場の開発スピードを市販車に応用したい
- 車をソフトウエアでパーソナライズ化したい
- 売って終わりではないサブスクモデルのKINTOで実験したい
トヨタがレース現場の技術開発手法としてKINTOを選んだ理由は、KINTOが売り切りではない継続サービスだからです。
おそらく、2019年のKINTOサービスを提供しはじめてから、レース現場の開発手法を市販車に応用することも見据えてKINTOが提供されています。
KINTOが「レース現場の開発スピードを市販車に応用したい」トヨタ社長の思いからできたサービスだと考えると、KINTOの将来は明るいと考えています。
KINTOはパーソナライズ化できる土台がある
トヨタ社長がKINTOで実現したい「レース現場の開発スピードを市販車に応用したい」は、「パーソナライズサービスの提供」につながります。
パーソナライズサービスとは、ドライバー一人一人の運転に合わせ、車のセッティングを変えていくこと。
もっと車を安全に、燃費良く運転したいと突き詰めると、車の進化だけでなくドライバーに合わせ車をセッティングする必要がある
と、KINTO小寺社長は伝えています。
KINTOで車をパーソナライズできる理由は次の3点。
- KINTOはサブスクサービスなのでトヨタとつながっていられる
- 今の車はソフトウェアアップデートでセッティングを変えられる
- 現行のトヨタ車はドライバーの運転情報をデータ化できている
それぞれ詳しく解説しますね。
KINTOはサブスクサービスなのでトヨタとつながっていられる
KINTOはサブスクサービスなので、所有者はKINTO(トヨタ)です。
これが残価設定クレジットローンや普通の購入だと、トヨタとのかかわりはなくなります。
もちろん、保証期間内の故障対応やリコール対応などでトヨタとの関係性はありますが、深いつながりではないですよね。
KINTOならトヨタが所有者なので、使用者である私たちユーザーがOKを出せば、ドライビング情報などをトヨタ側で利用できます。
今の車はソフトウェアアップデートでセッティングを変えられる
今は、車の開発はハードウェアからソフトウェア中心の開発と完全に変わっています
クルマの安全設定は毎年アップデートされ、進化がすごく速いです。
進化が速い理由は、ソフトウエアの更新でクルマが大きく進化するから。
自動ブレーキや車線はみだし防止機能、ステアリングの操作アシストなどの安全機能だけでなく、エンジン出力、ステアリングの重さなどもソフトウエアで調整できるそうです。
インタビューでKINTO小寺社長もおっしゃってますが、いまどきの車は電化製品のようですね^^;
参考:国交省の自動車アセスメント(安全な自動車)のページ
現行のトヨタ車はドライバーの運転情報をデータ化できている
トヨタにはMyTOYOTAというスマホのアプリがあります。
このアプリは自分のクルマを登録すると、クルマの情報をスマホアプリ上で確認できたり、クルマの設定を変更したりできます。
↓私のMyTOYOTAのキャプチャ画像↓
車種にもよりますが、次のような機能があります。
- スマホアプリからエンジンをかけてクーラーをつけておく
- クルマのロック忘れや窓の閉め忘れ、ハザードランプの消し忘れなどがアラート通知される
- クルマの健康状態が分かる
エンジンオイルの量、電子キーの電池残量、ブレーキオイルの量 - クルマの現在位置がわかる
- 運転情報をもとにドライブ診断レポートが届く
特に、運転情報をもとにドライブ診断をしてくれるサービスは、常にクルマの運転情報がトヨタに送られていることになります。
↓私のMyTOYOTAに届いたドライブ診断↓
既に、KINTOでラインアップされているクルマは全てドライブデータを取得できる仕組みになっているはず。
今後は、データを活用しパーソナライズされた「より安全なクルマ」「より走りやすいクルマ」になっていくことでしょう。
KINTOの将来性のまとめ
以上より、KINTOの将来性は明るいと考えています。
理由をまとめますね。
- 契約者数が順調に伸びている
- トヨタ社長の思いがつまっている
⇒レース現場の開発速度を市販車に応用したい - パーソナライズ化できる土台がある
トヨタのKINTOは単なる契約方法の一つではなく、トヨタが考える車と共存する人の未来につながるサービスです。
トヨタではないですが、アメリカのEVメーカーテスラの車はソフトウェアのアップデートにより、さまざまな機能が使えるようになります。
まるでiPhoneがソフトの更新で新しい魅力的な機能がどんどん増えるような感じです。
トヨタも、テスラのようなサービスを本気で考え始めていることがわかります。
私はトヨタの考えに共感していますが、あなたはどうでしょう?
私はトヨタの考えに共感していますが、あなたはどうでしょう?
こんにちは!
KINTOでプリウス契約中のやっつん(⇒プロフィール)です^^