「新型プリウス乗ってると、エンジンブレーキが良く効く時があって怖い…」
「交差点曲がるとき、急にブレーキがかかって焦った」
これは、新型プリウスに搭載されている安全機能が自動で動作したからです。
今回は、3つの安全機能が「いつ」「どんなときに」作動するか把握し、怖い思いをしないで済む設定方法についてお伝えします。
目次
新型プリウスで重要な3つの安全機能と設定のコツ
本記事の内容と同じ動画をYoutubeにアップしています。
実際の安全機能設定方法は、記事を読むよりも動画のほうが分かりやすいので、是非ご覧ください。
LDA レーンディパーチャーアラート
高速道路で、たまにふらついている車がいて怖い思いをしたことはありませんか?
これからは、そんなふらふらしている車が減ってくるかもしれません。
まず紹介するのは、LDA(レーンディパーチャーアラート)という安全機能です。
LDAでふらつきやはみ出しをサポート
この機能は、車線のはみ出しを警告したり、はみ出しそうになったらハンドル操作をサポートしてくれます。
LDAは、50キロ以上で走行しているときに動作します。
周囲に他車やバイクなどを検知した場合は40キロ以上でも動作します。
一定速度以上であれば、高速道路だけでなく一般道でも動作する機能です。
LDAには、あまりにもふらつきがひどいと、休憩を提案してくれる機能もあります。
LDAは、是非とも設定しておくべき機能です。
もし、LDAの設定ができていない場合は、このように、LDAのアイコンがオレンジ色に光って表示されます。
重要な安全機能だから、常に利用されていることが前提なんですね。
LDAの3つの設定項目
LDAには3つの設定項目があります。
LDA設定項目①:低車速支援
低車速支援については、基本はオンにしておくべきです。
初期設定ではオンになっています。
この設定をオンにしておくと、縁石やガードレールなどを35キロ以上で検知し、LDAが動作します。
設定がオフだと50キロ以上でないとLDAが動作しないので、設定しておくべきです。
LDA設定項目②:警報手段
2つ目は、警報手段です。
LDAが動作した際に、ハンドルが振動して伝えるか、ブザー音で伝えるか選択できます。
振動かブザーか。どちらがいいかは好みによりますが、振動だと分かりにくい可能性があるから、最初はブザー設定をおすすめします。
初期設定、振動の設定なので、上記の設定箇所でブザーに変更してください。
LDA設定項目③:警報タイミング
3つ目は、警報タイミングです。
警報を出すタイミングを標準タイミングか早いタイミングか選択できます。
まずは早いタイミングに設定しておくことをおすすめします。
実際に運転してみて、アラートが早すぎる場合は標準に戻すのがいいでしょう。
初期設定は、左側のますだけ白くなっている標準だから、ボタンを押してますが2つになるように変更します。
LDAは重要な安全機能だから、常に設定しておくようにしましょう。
PCS:プリクラッシュセーフティ
安全機能といえば、ぶつかる前に危険を察知してブレーキをかけてくれる機能が有名です。
新型プリウスにも標準搭載されています。
この安全機能は、PCS(プリクラッシュセーフティー)という機能です。
プリクラッシュセーフティは自転車や歩行者も検知して動作する
プリクラッシュセーフティーは、自動車やバイクだけでなく、自転車や歩行者も検知して動作します。
交差点で右左折する際の事故が多いですが、プリクラッシュセーフティは交差点で右折する際の対向車を検知してくれる機能もあります。
右折時に悲惨な事故になるケースが多いから、きちんと動作してくれるのはありがたいですね。
交差点で右折するとき、歩道を歩いている歩行者に対しても動作してくれます。
さらに、渋滞や信号ストップ時、発進時にアクセルを急に踏んでしまった場合でも、加速を抑制してくれる機能もあります。
高齢ドライバーなど、誤ってアクセルを踏みすぎたために起きた事故が多いが、そんな事故も防いでくれそうです。
プリクラッシュセーフティの設定項目
プリクラッシュセーフティーの設定はシンプルです。
三段階で調整できる警報タイミングと、プリクラッシュセーフティー自体のオンオフだけ。
簡単にプリクラッシュセーフティーをオフにできないようになっています。
どのような状況でも、プリクラッシュセーフティーはオフにすべきではないです。
もし間違ってオフにしたら、このように、本当にプリクラッシュセーフティーをオフにしますか。 と念を押されます。
普通は、ここでオフにすることはないと思いますが、オフにするとこのような表示になります。
もし、この表示になっていたら、すぐにプリクラッシュセーフティーの機能をオンに戻しましょう。
レンタカーやカーシェアなど、もしかしたら設定が変更されている可能性があるので。
プリクラッシュセーフティーオフ、この表示は気をつけてください。
PDA:プロアクティブドライビングアシスト
PDA プロアクティブドライビングアシストは、運転を楽にしてくれるアシスト機能です。
運転を楽にしてくれても、どういった時に動作するのか分からないと怖いですよね。
どんなときにPDAが動作するのか、設定できることはなにかお伝えします。
PDAは先読み減速支援をしてくれる
一番よく動作するのは、先行車が止まっている場合の減速支援です。
近所に買い物にいくようなチョイ乗りでも、一回は動作するほど頻繁にアシストしてくれます。
PDAの動作条件は、アクセルもブレーキもかけていない状況で、止まっている先行車を検知することです。
前の車が止まっていない場合も、速度差が大きいと減速支援をしてくれます。
新型プリウスのエンジンブレーキの効きが凄い、と思っている方がいますが、おそらくPDAが動作したからです。
前に車が止まっていないとき、同じようにアクセルを離してもエンジンブレーキが効かないと感じてしまうので、PDAを意識して運転しましょう。
PDAが減速支援してくれたとき、ずっとブレーキを踏まないとどうなるでしょうか?
PDAは時速15キロまでしか減速支援してくれず、完全停止するには、自分でブレーキを踏む必要があるから注意しましょう。
先行車が止まっているときの減速支援以外には、信号機がある交差点で左折するときも、よくPDAが動作します。
動作する条件は、方向指示器を入れた後、PDAが信号機を検知した場合です。
設定にもよりますが、アクセルを離し慣性で進んでいると、PDAが動作して急ブレーキに近い減速になることがあります。
PDAの動作を知っていないとかなりあせるので、覚えていたほうがいいでしょう。
PDA4つの設定項目と設定方法
PDAは、オンオフ以外に4つの設定ができます。
ちなみに、オフにするとPDAのアイコン表示が消えます。
アシスト機能に慣れない場合は、好みによってオフにしてもいいと思いますが、まずは使ってみることをおすすめします。
PDA設定1つ目は、支援感度を3種類設定できることです。
初期設定は中間の感度ですが、高いに設定をして動作を実感してから、支援感度を調整するのが良いでしょう。
2つ目のSAは操舵アシストのことです。
あまり操舵アシストが入ることは少ないから、とりあえず初期設定のまま、オンでいいでしょう。
DAは減速アシストです。
PDA機能を実感でき、楽に運転ができるようになります。
初期設定のままオンにしておきましょう。
最後に、OAAです。
これは障害物先読みアシスト機能です。
正直なところ、まだ体験したことがない機能ですが、万が一に備え初期設定のままオンにしておきましょう。
PDAは支援感度を「高い」に一度変更し、高い感度でPDAを利用してみて、好みに応じて後から調整するのが良いでしょう。
動作条件を知っておきたい3つの安全機能と設定のコツ まとめ
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
今回の記事を一言でまとめます。
新型プリウスの安全機能は、動作を知った上で、適切に設定することが大切です。
重要な安全機能を3種類に絞って解説をしましたが、新型プリウスの安全機能は、ほかにも多数あります。
今後も新型プリウスの情報を中心に、安全機能についても、引き続き動画をアップする予定です。
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