新型プリウスのUグレードが納車されて1.5ヶ月の私が、把握しておきたい警告灯について解説します。
普段は表示されていない警告灯アイコンの意味を知っていますでしょうか?
全部覚えることは難しいと思いますが、一部の警告灯は知っておきたいです。
それは安全機能や運転サポート機能の警告灯アイコンです。
今回は、3種類の警告灯が示す機能と注意点、設定方法について解説します。
※新型プリウスだけでなく最新のトヨタ車であれば同様な警告ランプとなるので、新型アルファードや新型ヴォクシーなどにも活用可能です
本記事の内容と同じ動画をYoutubeにアップしています。
警告ランプの表示は、記事を読むよりも動画を見る方が分かりやすい場合もありますので、是非ご覧ください。
目次
プリクラッシュセーフティの警告灯
警告灯なんて普段は意識しないけど、気にしたほうがいいの?
新型プリウスは安全機能や運転をサポートしてくれる機能が満載です。
なかには、必ず動作させておくべき機能もあります。
今回紹介する4つの警告灯は、機能がオフになっていると表示されるものです。
ほかにも機能はたくさんありますが、機能がオフになると警告灯が表示されるのは今回紹介する4つだけです。
それだけ大事な機能ということね。
そのとおりです。
プリクラッシュセーフティの機能
まずはPCS、プリクラッシュセーフティーから解説します。
プリクラッシュセーフティーは、車が衝突する可能性を常にチェックし警告を発信してくれる機能です。
本当にぶつかりそうになると、ブレーキやハンドルアシストもしてくれます。
基本的には衝突を回避するための機能ですが、万が一の場合は衝突のダメージを減らすための機能でもあります。
実際に新型プリウスでプリクラッシュセーフティーのアラートが出たことがあります。
これは、左から車が来ているT字路で、少しずつ前進したときに表示された警告画面です。
危ないところだったの?
いや、特に問題はありませんでしたが、少しずつ動いていたために警告してくれたようです。
プリクラッシュセーフティーの注意点は、常に動作させておくことです。
もしプリクラッシュセーフティーがオフになっていたら、すぐオンにしましょう。
また、補足情報ですがプリクラッシュセーフティーは警告が出やすい。
人によっては、余計なおせっかいだと感じてしまうこともあるでしょう。
そういった場合は、設定で警報タイミングを遅くすることもできます。
好みに応じて調整して欲しところです。
ただ、機能自体をオフにすることはおすすめしません。
どうやって設定するの?
マルチインフォメーションディスプレイで設定します。
マルチインフォメーションディスプレイの設定
まず、マルチインフォメーションディスプレイを操作するボタンについて解説します。
操作ボタンは、ハンドルの左側についています。
ゲームコントローラーの十字キーのような形で上下左右に押すことができます。
左上のボタンが戻るボタンです。
少し分かりにくいが、十字ボタンの左上が戻るボタンと覚えておきたいです。
十字キーの真ん中の出っ張りが決定ボタンです。
どんな操作をするときも、決定ボタンを押すことが多いから覚えておきましょう。
では、実際にプリクラッシュセーフティーの設定方法を解説します。
まず、マルチインフォメーションディスプレイが表示されている状態です。
もし、スピードメーターが真ん中に表示されていたら、戻るボタンを押してください。
マルチインフォメーションディスプレイが表示されます。
下ボタンを押すと、マルチインフォメーションディスプレイのメニューが動きます。
設定アイコンの部分まで下ボタンを押していきます。
設定アイコンまで移動したら、十字キーの右ボタンをクリックし、設定メニューを移動していきます。
プリクラッシュセーフティーまで移動したら、決定ボタンを長押しします。
プリクラッシュセーフティーは、警報タイミングを3段階に設定できます。
それ以外に設定項目はなく、プリクラッシュセーフティーをオフにするかどうかだけです。
参考までにプリクラッシュセーフティーをオフにしようとすると、警告メッセージが出てきます。
それだけ、プリクラッシュセーフティーはオフにしてはいけない機能です。
基本的にオフにすることはないが、もしオフになっていたらここでオンにすることができます。
戻るボタンを押して、設定画面のメニューに戻りましょう。
設定するのにボタンを何度も押す必要があるのね。
そうなんです。なかなか分かりにくいから動画で確認してもらうのが良いと思います。
VSC(ビークルスタビリティコントロール)の警告灯
次は、VSC、ビークルスタビリティーコントロールです。
VSCは、急なハンドル操作やすべりやすい路面により、横滑りすることを抑える機能です。
横滑り防止装置といったところですね。
VSC:ビークルスタビリティコントロールについて
最近のトヨタ車には標準で備わっている機能になります。
特に、山道や高速走行時に横滑りした際、ブレーキやエンジンで車体を安定してくれます。
コントロールを失うことがないから、衝突事故などを防ぐことができます。
あまり実感が湧かないけど。
実際に、車を横滑りやスピンさせたことがないと、なかなか難しいです。
俺は免許取り立てで、サーキットでの運転講習を受講したことがあります。
そのとき乗っていた日産のシルビアで、スピンを何回もしたことを今でも鮮明に覚えています。
何も制御装置がついていなかった昔の車は、本当に簡単にスピンしました。
おそらく、VSCが広まっていなかったら、交通事故件数はもっと多かったと思います。
そんな便利な機能なのね。
VSCの注意点としては、とにかく動作させておくことです。
絶対に表示がオフの状態で走らないようにしてほしいです。
補足ですが、VSCは走行中の横滑りやスピンを防ぐ機能で、トラクションコントロールとは違います。
トラクションコントロールは、発進時のスピンを抑えてくれる仕組みです。
雪道などでは、一時的にトラクションコントロールをオフにして発進することもあります。
次に、VSCの設定方法を解説します。
VSC:ビークルスタビリティコントロールの設定
VSCは、物理スイッチでオンオフを行います。
電動パーキングブレーキの横、EVスイッチのしたのボタンです。
このボタンを軽く押すと、トラクションコントロールがオフになります。
このとき、後で解説するLDA、レーンディパーチャーアラートも解除されるから注意してください。
もう一度ボタンを押すと、トラクションコントロールがオンになります。
LDAも一緒にオンになるから安心です。
VSCをオフにするには、ボタンをながおしする必要があります。 だいたい3秒くらいです。
VSCがオフになると、プリクラッシュブレーキもオフになります。
ぶつかるをサポートしてくれる重要な安全機能です。 VSCはオフにしないで欲しい機能だになります。
ただ、VSCのオンオフをおこなう物理スイッチの場所が、間違って押してしまいやすい場所にあります。
メーターに警告ランプがついていないか、チェックするようにしてほしいです。
LDA(レーンディパーチャーアラート)の警告灯
レーンディパーチャーアラートは、アイコンでも分かるように車線からのはみ出し支援システムです。
警告だけでなく、はみださないようにハンドル操作支援も実施してくれます。
一言でいうと、はみださないをサポートする仕組みです。
レーンディパーチャーアラートの注意点は、走行中に稼働させておくのはもちろん、機能を過信しないことです。
安全を確認して検証したところ、動作タイミングが一定ではなかったからです。
補足としては、車速が50キロ以上で機能する仕組みになります。
設定で、低車速支援をオンにしておくと、ガードレールなどの静止物であれば、35キロ以上で動作するようになります。
レーンディパーチャーアラートの設定はマルチインフォメーションディスプレイとなります。
決定ボタンの長押しで詳細設定画面に入ります。
設定できるのは、レーンディパーチャーアラートのオンオフ以外に3つの項目です。
低車速支援機能のオンオフ、警報手段をハンドルへの振動か警告音か選択できる項目。
最後は警報タイミングを標準か早いか選択できる項目です。
警報手段は好みにもよるが、警告音のほうが分かりやすいと思います。
ハンドル振動に設定していても、よく分からなかったからです。
警報タイミングも早いにしておいたほうが無難でしょう。
まとめ
常にチェックしておきたい警告表示3点について解説してきました。
どれも重要な安全機能なので、いざというときに動作するようチェックするクセをつけてください。
また、マルチインフォメーションディスプレイの操作は慣れないと分かりにくいので、動画を参考に試してみてください。
今後も、新型プリウスを中心に、ちょっと役に立つコンテンツをアップしていきます。
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最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。