「bZ4XとV2Hで電気代がお得になるかも?」
「電気代含めるとトータルコストが安くなるからbZ4Xありかも?」
そんなことを考えはじめました。
具体的には、
bZ4Xへの充電を電気代の安い夜間電力で充電する
bZ4Xのバッテリーにたまった電気を電気代の高い昼間に使う
そんな方法です。
今回は、bZ4XとV2Hがあると私たちの生活がどう変わるか、解説していきます。
結論をお伝えすると、我が家の場合はbZ4XとV2Hを利用すると27%ほど電気代が安くなるシミュレーション結果に。
電気代がどんどん高くなり生活の負担が増えている今、bZ4XとV2Hの組み合わせは「あり」かも。
bZ4Xが高いと考えてる方は、ぜひ一度ご覧ください!
V2Hとは:Vehicle to Homeの略称。電気自動車(EV・PHEV/PHV)を充電することに加え、貯めた電気を家庭で使用できるしくみ。
参照:環境ビジネスオンラインより
※10/26追記 bZ4Xがリコール後の販売を再開したので参考記事を書きました。
⇒本日bZ4X申込み再開!契約者は今回の騒動をどう見ているか
10/26bZ4X申込み再開!
目次
bZ4XとV2Hがあると私達の生活はどう変わる?
bZ4XとV2Hがある生活とは、どのようなものなのでしょうか?
大きく3つのメリットがあります。
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
bZ4XとV2Hで家で使う電気代が安くなる
bZ4XとV2Hの組み合わせで電気代が安くなる理由。
それは、
夜間の安い電気でbZ4Xを充電し、昼間はbZ4Xから給電する
ことができるから。
V2HとbZ4Xをつなげておくと、bZ4X側には家庭に届く電気で充電します。
一方、bZ4Xに積んである大容量のバッテリーを蓄電池とし、家庭に電気を供給することが可能。
この特性から、「昼間はbZ4Xから電気を届け、夜間はbZ4Xに充電する」ということが可能に。
電力会社のプランの中には、夜間は安く昼間は高いプランがあります。
bZ4Xは安い夜間に充電しておき、昼間の電気代が高いタイミングでbZ4Xから家に給電させる。
これができると、電気代が安くなります。
我が家の場合、平日の昼間はほとんどクルマを使わないので、家の電気をbZ4Xから給電させることができます。
昼間に電力会社から電気を買うことなく、bZ4Xのバッテリーから家に電気を送る想定ですね。
細かく分析すると、我が家の場合は「電気代を27%削減できる」シミュレーション結果となりました。
電気代は年間30万円くらいになる想定なので、bZ4XとV2Hの組み合わせで年間81000円も得することに。
電気代は固定費なので、生活へのインパクトは大きいですね。
bZ4Xからの給電とは?
V2HをbZ4Xとつなげておくことで、bZ4Xのバッテリーから家に電気を送ること。bZ4Xを操作することなく、V2H機器側でbZ4Xへの充電するか、bZ4Xから家に電気を送るかコントロール可能。
夜間の安い電気はどのくらい安い?どの電力会社がいい?
夜間に安い電気とは、時間帯によって電気代が違うメニューを契約することが前提です。
電力会社の管轄によって提供メニューは変わりますが、一例として東京電力管轄でご説明します。
いろいろ調査してみたところ、「LOOOPでんきのスマートライフプラン」が我が家の場合は安くなりました。
夜間(22:00~6:00)はいつでも1kWhあたりの単価が20.5円。
昼間は季節や時間で単価が変わりますが、平均すると1kWhあたり27.5円。
我が家でシミュレーションすると、「V2H+bZ4X+夜間に安い電気プラン」のセットで、だいたい27%の節約となりました。
LOOOPでんきは受注停止中のため、同じように夜間電気代が安い「idemitsuでんき」を契約しました!6/15に楽天でんきから切り替わる予定です。
V2H充電はbZ4X充電時間が速くストレスがなくなる
V2HからbZ4Xに充電すると、200Vの普通充電よりも1.8倍ほどのスピードで充電できます。
充電時間が速いメリットは大きいです。
たとえば、連続で遠出するような場合。
自宅には帰るけれど、2日連続で300キロ走るようなケースを考えてみましょう。
bZ4Xを満充電してから300キロ走らせた場合、走り方にもよりますがバッテリー残量は30%くらいになるはずです。
自宅に22時に帰ってきて、次の日は朝の8時には外出。
自宅で充電できる時間は、8時間だとしましょう。
V2HでbZ4Xを充電した場合は、満充電できる想定です。
一方の200V普通充電で8時間充電した場合、充電容量は66%ほどの想定。
2日目は家での充電量では300キロは走れず、途中どこかで充電する必要があります。
これは面倒ですよね。
V2Hがあれば充電時間が200V普通充電の半分程度になるので、ストレスが少なくなるはずです。
V2HとbZ4Xで停電時も普段と同じ生活ができる
bZ4XとV2Hがあれば、万が一の停電時にも安心です。
自宅の電気をbZ4Xのバッテリーから供給できるため。
ちなみに我が家の場合、平均すると1日20kWhくらいあれば普通の生活ができます。
bZ4Xが満充電なら3日間は普通の生活が送れますね。
どんなにひどい停電でも2,3日あれば復旧しますし、周りの方にスマホの充電用に電気をわけることも可能。
最近は首都圏でもブラックアウトの可能性が高まり、停電のリスクは少なくありません。
電気自動車とV2Hの組み合わせで停電に備えておけるのは、安心ではないでしょうか。
10/26bZ4X申込み再開!
V2H機器と200Vの通常コンセントを比較
bZ4XとV2Hのメリットをお伝えしてきました。
一方で、V2H導入は安くありません。
200Vの通常充電ができるコンセントを設置する費用と比較してみますね。
V2H | 200Vの通常コンセント | |
---|---|---|
機器の費用 | 40万~ニチコンのEVパワーステーション | 3000円~1万円くらい |
工事費用 | 30万前後 | 6万円~12万円くらい ※分電盤からの距離などで変わる |
国の補助金 ※CEV補助金 | 機器の半額(上限75万) 工事費用の全額(上限40万) ※部材費用は対象外 | なし? ※発見できず |
自治体の補助金 ※東京都の場合 | 上限50万円 ※詳細は未定 | なし? ※発見できず |
メリット | ・充電時間が速い ・家に給電が可能 ・補助金が使える | 設置費用が安い |
デメリット | ・まとまったお金が必要 ・クーラーの室外機くらいの大きさ ・海の近くには設置できない | 充電時間が遅い 家に給電はできない |
ざっくりとですが、V2Hと通常のコンセントを家の外に設置した場合を比較しました。
補助金なしだとV2Hの導入は考えものですが、国や自治体の補助金が手厚いです。
200V普通充電コンセントの設置でも10万円前後はお金がかかります。
補助金を考えると、V2Hの導入は少しの持ち出しで大きなメリットがあり、検討する余地があるのでは?
一方で、V2H導入補助金は設置後に申請をした後で振り込まれる仕組みです。
先にV2Hを導入するまとまった資金は必要なので要注意。
国の補助金以外にも、V2Hは自治体から補助金が出る可能性もあります。
東京都もV2H補助金はありそうですが、令和4年度について詳細は未定です。
くわしい情報が入ったら追記しますね!
bZ4XとV2Hで私たちの生活はどう変わる?のまとめ
電気自動車であるbZ4XとV2H機器を組み合わせることで、私達の生活が豊かになる可能性をお伝えしました。
最後にまとめますね。
今回はbZ4XとV2Hを組み合わせシミュレーションしてみました。
いかがでしたでしょうか?
bZ4Xは高いと言われていますが、蓄電池の代わりと考えると資産価値が生まれます。
太陽光発電システムが自宅にあれば、さらにお得な生活になるはずです。
別の記事で検証してみますので、ぜひ本ブログをブックマークしてお待ちください!
10/26bZ4X申込み再開!