「BEVは日本でどのくらい売れてるの?」
「日本で売れてるBEVメーカーはどこ?」
といった疑問にお答えします。
2021年は日本国内でBEV元年とも言われています。
テスラのモデル3の衝撃的な値下げや、環境省の80万円EV購入補助金などが衝撃的でしたね。
そんな2021年のBEV(電気自動車)販売台数をメーカー別グラフにしました。
各メーカーのトータル販売台数のうち、BEVがどれくらいの割合なのかも各メーカー別にグラフ化。
「まだ電気自動車は早い」なのか、「もう電気自動車を検討すべきタイミング」か。
車を買い換える際にBEVを検討すべきかどうか、この記事が検討材料になると思います。
ぜひ最後までご覧ください!
※本記事の車販売台数には軽自動車は含まれていませんのでご注意ください
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目次
2021年BEV(電気自動車)メーカー別販売台数
2021年に日本国内で販売されたBEV(電気自動車)の台数は、21,139台です。
メーカーの内訳は上のグラフのように、日産が一番多く50%超えの10,846台。
次いで輸入車が8605台で40.7%を占めています。
輸入車は、公表されてはいないもののテスラの占める割合は高いと思われます。
3位はトヨタ。
意外にもBEV後発のトヨタが入ってきましたが、台数はたったの758台。
ホンダも同じように723台を販売しています。
2021年については、日本国内のBEV販売に本気なのは日産とテスラだけだったと考えても問題なさそうです。
2021年BEVは全体の販売台数のわずか1%
2021年はBEV元年とも言われていますが、全体の新車販売台数のなかでBEVの割合はどのくらいなのでしょうか?
BEVの販売台数21,139台は、日本国内の自動車販売台数のわずか1%弱。
2021年の日本国内販売台数のほとんどが、ガソリンとハイブリッド(HV)で占められています。
テスラの電気自動車プロモーションはインパクトがありますが、日本国内ではまだまだ浸透していないのが実情です。
2021年の各メーカー車販売台数におけるBEV販売台数シェア
次に、各車メーカーがBEVにどれだけ力を入れているか、販売台数に対するBEVのシェアをグラフ化して分析してみます。
上のグラフは、2021年の国内販売台数におけるメーカーシェアです。
圧倒的にトヨタのシェアが大きく、国内販売の6割弱(軽自動車除く)をトヨタが占めてます。
このメーカーシェアを頭の片隅に入れながら、各メーカーのBEVシェアを見ていきましょう。
日産の2021年BEV販売台数シェア
2021年に国内でBEVを一番販売した日産から見ていきます。
日産のBEV販売シェアは5.9%。
一番販売している日産でもBEVの割合はまだまだ少ないですね。
意外だったのはHVのシェアが8割超えなところ。
なんとなく日産はGT-Rのイメージが強くガソリン車が多いのかな?と思っていましたが、圧倒的にHVを販売している会社になっていますね。
輸入車の2021年BEV販売台数シェア
日産の次にBEVを販売している輸入車のシェアを見てましょう。
BEVは2.7%とPHVより少し多いくらいのシェアです。
テスラはなにかと話題になっていたので、もっと売れてるかと思いましたが国内ではそうでもありませんね。
ちなみに2021年のテスラ販売台数は93万台といわれていますので、テスラ販売国のなかで日本の割合は1%未満でしょう。
トヨタの2021年BEV販売台数シェア
国内で一番乗用車を販売しているメーカートヨタのBEV割合は0.1%弱。
ほとんど販売していませんね^^;
2021年にはレクサス初のBEVである「UX300e」を販売開始しましたので、おそらくUX300eの販売台数でしょう。
意外なのはガソリン車が55.1%と半数以上を占めていること。
トヨタはプリウスで世界初の量産型ハイブリッドカーを世に送り出した会社なので、もっとHVを売ってるものと思っていました。
2021年12月14日のBEV戦略会見で豊田章男社長が伝えていたように、ガソリン車も含む多くの選択肢を残しながらBEVも提供していくのでしょうね。
このような記事を書いていたら、トヨタ初のBEVであるbZ4Xに興味がわきすぎてしまい、契約してしまいました^^;
bZ4Xは高いとSNSで書かれていますが、クルマを資産化できるのがbZ4Xを契約した決めてです。詳細記事はこちら。
ホンダの2021年BEV販売台数シェア
ホンダは2021年にBEVを723台販売しています。
先進性で話題になった「Honda-e」の販売台数でしょう。
車両価格が495万円とコンパクトカーサイズとしては高価格なので、なかなか販売台数が伸びていないのかもしれません。
ホンダのBEV戦略としては、今後5年間で10車種発売する予定です。
トヨタと同様、ホンダからも多くのBEVが提供されるのは嬉しい状況ですね。
マツダの2021年BEV販売台数シェア
マツダはBEVを2021年に194台国内向けに販売しています。
マツダが販売しているBEVはMX-30EVモデル。
WLTCモード燃費で換算すると、満充電で256kmと少し物足りない走行距離。
この程度の走行距離であればPHVを選択するユーザーが多そうです。
そのため、なかなか販売台数は伸びていないのかもしれません。
三菱の2021年BEV販売台数シェア
最後に三菱の販売実績をお伝えします。
三菱は、2021年にBEVを13台販売しています。
三菱は、世界初の量産BEV「i-MiEV」を世に出したメーカーです。
そのi-MiEVは既に販売終了していますが、最後のロット?が2021年に販売されたのかもしれません。
三菱は日産とタッグを組み軽自動車のBEVを2022年に販売予定です。
補助金を想定した実質的な購入価格は200万円程度と、安価に電気自動車を手に入れられる可能性が高いです。
WLTCモードで満充電200km以上走るようであれば、十分実用的で売れそうですね。
人生で二番目に高い買い物「クルマ購入」の3大リスクをご存じですか?人生100年時代、失敗すると老後の生活設計が大きく狂ってしまうかも・・・
※5015文字。約7分で読み終えられます
2021年BEV(電気自動車)国内販売台数のまとめ
2021年の日本国内BEV販売台数を9つのグラフで見てきました。
最後にまとめますね。
- 販売台数は2万台ちょっとで国内の新車販売台数の1%弱
- 日産と輸入車で9割以上のシェア
- テスラは思ったより日本国内では売れていない(8000台くらい)
- 2022年は各社から本格的なBEVが発売される
2021年のBEV販売状況を見ると、本当のBEV元年は2022年と考えて良さそうです。
特に、一気にシェアを奪いにくると想定されるトヨタの動きが激しいと予想します。
BEVは日産アリアやサクラ、トヨタのbZ4Xやスバルのソルテラなど、2022年は発売ラッシュですね!
他記事でお伝えしていますが、bZ4Xを5/12に契約しました!
実際には、初めてBEVを契約するまでにいろいろ葛藤も。
それでも契約した理由は、クルマを資産として活用できる、と考えたから。
bZ4Xをはじめ、BEVに関する記事を今後もどんどん書いていきます。
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クルマ生活アドバイザーのやっつん(⇒プロフィール)です。
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トヨタ初の本格電気自動車bZ4をKINTOで契約しました。