「電気自動車の補助金っていくらもらえるの?」
「いつまで納車されればCEV補助金に間に合うの?」
そんな疑問にお答えします。
わたし自身がトヨタの電気自動車bZ4Xを契約し、補助金を申請する予定です。
bZ4Xは85万円の補助金が出ることを当てにして契約したので、納車日が未定でとても不安な日々…
軽EVの日産サクラは、発表から一ヶ月を待たず1万5千台を受注した様子。
補助金がすぐになくならないか私は毎日ビクビクしてます^^;
CEV補助金のホームページを見てもチンプンカンプンで不安が増加…
自分なりに図解してみて、やっと理解できるように。
おそらく、同じような気持ちの方は少なくないのでは?と思い記事にしてみました。
電気自動車、PHVなどの導入補助金「CEV補助金」に興味がある人は必見です!
目次
2022年CEV補助金はいくら?いつまでもらえるの?
電気自動車で利用できる補助金はいくつかありますが、本記事では国内のどこに住んでいても利用できる国の補助金について説明します。
CEV(セブ)補助金とは?
CEV(セブ)補助金とは?
クリーン自動車の普及事業
※電気自動車、PHV、燃料電池車が補助の対象
電気自動車をはじめとする、環境に良いとされているクリーン自動車の金額はまだまだ高く、なかなか広まりません。
普及を促すため、国が自動車購入に対して補助金を出す事業です。
CEV補助金の対象者は?
対象者は?
誰でもOK
※個人、法人、地方公共団体など
日本国内に住んでいる方なら、基本的に誰でもOKです。
昨年度までは申請にいろいろ制約がありましたが、2022年のCEV補助金はほぼフリーです。
CEV補助金の対象となる購入方法は?
対象者となる購入方法は?
購入、リース
※リースの場合はリース会社から申請
購入だけでなく、リースでも補助金が出ます。
bZ4XはカーリースKINTOでのみ提供されますが、問題なし。
リースの場合はリース会社からの申請となり、自分で申請が必要な購入よりも楽ができますね。
KINTOの場合はbZ4Xの特設サイトに補助金についてきちんと説明があります。
一方、他のリース会社で電気自動車やPHVをリースする場合は、きちんと確認してから契約することをオススメします。
2022年CEV補助金の申請期限は?
申請期限は?
初度登録日から一ヶ月以内
※納車日ではないので要注意!
CEV補助金の申請期限は厳密なので要注意。
クルマの初度登録日から一ヶ月以内です。
気をつけなければいけないのは、納車日ではないこと。
初度登録日とは、運輸支局に登録申請し受理された日です。
車検証が初めて発行された日ですね。
自分でCEV補助金申請する場合、特にお気をつけてください。
いつCEV補助金が振り込まれるの?
いつ補助金が出るの?
補助金交付決定から一週間ほど後
※交付決定までは、申請書送付から1~2ヶ月ほど
気になる補助金が振り込まれるタイミングですが、補助金交付が決定されたら一週間ほどで振り込まれるようです。
ただ、補助金の交付が決定するまでの審査には時間がかかります。
通常だと、先方に届いてから1~2ヶ月。
申請が一気に増えた場合などは、より時間がかかるようです。
2022年度のCEV補助金は補助額が過去イチ大きいので、申請数もかなり増えるはず。
3ヶ月程度は補助金交付決定まで時間がかかるかな?と想像してます。
そのため、資金繰りには余裕をもっておいた方がいいでしょう。
1台あたりのCEV補助金額はどのくらい?
補助金額はどのくらい?
車種ごとに違う。bZ4Xなら85万円
※軽EVの日産サクラは55万円
EV、PHV補助金額は車種によって違います。
わたしが契約したトヨタbZ4Xの場合は85万円。
軽EVの日産サクラや三菱ekクロスEVは55万円です。
プリウスPHVやRAV4PHVは55万円と、軽EVと同じ補助金額になっています。
詳細は車種ごとのCEV導入補助金一覧で確認してください。
CEV補助金はいつまで納車されたら間に合う?
いつまでに納車されたら間に合う?
10月頃までか?
※軽EVがどれほど売れるか、納車されるかに左右されそう
2022年度のCEV導入や充電インフラ導入に準備されている予算は総額530億円。
ただ、すべてをEVなどのクリーン自動車の購入補助金に使える訳ではありません。
独自のロジックでCEV導入補助金は530億のうち405億円と予想しました。
仮に1台あたりの平均補助金額が70万としたら、57,214台に割り当てられる予想です。
多いのか少ないのかよく分からないですよね?
2022年のEV、PHVの初度登録台数はこちら。

参照:日本自動車販売連合会の燃料別販売台数より
2022年は4ヶ月で既に22,406台のEV、PHVが登録されています。
このペースで考えると、10月登録分くらいで予想割当数を越えるのでは?と考えています。
さらに、日産のアリア、トヨタのbZ4X、軽EVの日産サクラと三菱EKクロスEVも発売されています。
納車状況によっては、10月前に補助金の予算がなくなる可能性もあるので要注意。
【7/6追記】日産サクラは受注開始3週間で11,429台受注したらしいです、、 8月には納車がはじまる予想なので、CEV補助金は思っていたより早く予算がなくなるかも・・・
参考:日産の新型軽EV「サクラ」、想定超す受注 7月からはサブスクも
CEV補助金の内訳を予想した根拠
どれだけCEV自動車導入事業(EV,PHVの補助金)に使えるかを予想した方法はこちら。
まずはCEV補助金の内訳から。
さらに令和3年度補正予算375億円と、令和4年度予算155億円で分かれていたりするので余計に分からない…
何度も経産省の資料を読み込み、導き出した予想配分はこちら。

充電インフラ整備事業の65億円
確定している予算は、令和3年度補正予算の充電インフラ整備事業の65億円。
「EV・PHV用充電設備の導入をご検討の皆さま」へのパンフレットに記載されています。
水素充てんインフラ整備事業の20億円
次に水素充てんインフラ整備事業ですが、CEV補助金以外に予算枠があります。
令和3年度の通常予算が110億円に対し、令和4年度の通常予算が90億円と20億少なくなっていました。
CEV補助金では、減額された20億円分を負担しているのではないか?と考え、20億円と予想しています。
V2H導入補助事業の44.5億円
V2Hとはビークルツーホームの略で、EVやPHVから家に給電するための仕組みです。
全てのEV,PHV購入者が設置する必要はないため、残り予算の10%程度と予想してみました。
仮に1申請あたりの補助金額が80万円としたら、5563件に対応でき想定になります。
⇒参考:都道府県別 外部給電器(V2L)・V2H充放電設備 補助金交付台数
クルマを購入するときに3大リスクを考えておかないと、生活が破綻するかも・・・
CEV導入補助金のまとめ
最後にまとめますね。
もしこれから電気自動車やPHV購入を検討されているなら、できるだけ早く契約することをおすすめします。
気になることなどありましたら、お気軽にコメントください♪
はじめまして。
例えばですが、予算額に到達した場合でも補正予算が申請される可能性はないのでしょうか?
少し前ですが、車の補助金が予算に到達した時に増額された記憶があります。
sakura購入済みですが、11月頃になりそうで、ヒヤヒヤしてます。
橘さん
はじめまして!コメントありがとうございます。
sakura購入おめでとうございます!納車されるのが楽しみですね。
一方、納車タイミングは不安ですよね。よく分かります・・・
CEV導入補助事業は、令和3年度から令和7年度までの5年間にわたる事業です。
橘さんご推察のように、たとえ令和3年度補正予算と令和4年度予算がなくなった場合、引き続き補正予算が出る可能性が高いです。
令和3年度の補正予算も2021年11月26日に閣議決定され、初度登録が2021/11/26以降のクルマが対象となっています。
一方、昨年度と同じ状況になるか現時点では分かりません。
補助金額も同じかどうかも不明です。
ただ、おそらくEV、PHV普及の芽を摘むことはないのではないか?とは考えています。
CEV補助金は予算が少なくなってきたら、残額などの情報が公開される見込みです。
このブログで情報を随時更新していく予定なので、たまにチェックしてみてください!
やっつんさん
はじめまして、東京都在住のクルマ好き親父です。
こちらの記事が大変参考になりました。ありがとうございます。
経済産業省、環境省、次世代自動車振興センターなどなど様々のページを渡り歩いても、なかなか補助金終了の予測(?)に触れることが出来ず、迷っているところです。(笑)
というのも、お目当てがRAV4 PHVで、一部改良があるため6月末現在受注をストップしています。改良後の生産開始が10月初めのようなので、どう考えても「年内登録→補助金申請」は無理かと思っています。
R4年度の補正予算を期待して契約するのはちょっと厳しいかな、と思っているこの頃です。
引き続き読ませていただきます。
チョロQⅢ号さん
はじめまして!コメントありがとうございます。
EV・PHV補助金終了の予想は難しいですよね。
わたしも過去情報含め相当情報収集し、やっと記事化できるまでになりました ^^;
RAV4 PHVの受注再開が待ち遠しいですね!
おっしゃる通り、初度登録タイミングの予測は難しいところです。
令和7年度までの事業なので、補正予算が出る可能性は高いと思います。
情報が入り次第、記事を刷新していきますね!