「bZ4Xは急速充電で思うように充電できないの?」
「bZ4Xは気になってるけど契約して本当に大丈夫かな?」
そんな疑問にbZ4X契約者のわたしがお答えします。
bZ4Xを止めておいた方がいい人を画像でまとめてみました。
それぞれ詳しく解説します!
※10/26追記 bZ4Xがリコール後の販売を再開したので参考記事を書きました。
⇒本日bZ4X申込み再開!契約者は今回の騒動をどう見ているか
10/26bZ4X申込み再開!
目次
bZ4Xの契約を止めておいた方がいい人8選
bZ4Xはトヨタが初めて電気自動車専用車として出すクルマだけに、素晴らしいクルマです。
ですが、bZ4Xが合わない人がいるのも本当のこと。
トヨタ公式情報に加え、私自身がbZ4Xをレンタルした経験、ユーチューバーの方が検証した内容などを元に解説します。
1.1日1000キロ以上クルマを走らせることがある
bZ4Xで高速道路を連続1000キロ走行された検証動画をYoutubeにアップされて方がいらっしゃいます。
バッテリー容量が少なくなったら高速道路上のパーキングやサービスエリアで急速充電し、すぐに走り出すという検証です。
bZ4Xで1000キロ走るまで、高速道路上の急速充電器での充電回数は7回。
90kWと50kWの急速充電器を利用していますが、問題はより早い充電が期待される90kWの急速充電器。
4回中3回が想定していた充電スピードが出ていません。
高速走行と急速充電を繰り返したことで、おそらくbZ4X側で充電スピードを制限しています。
ちなみに、1000キロは仙台から岡山まで走るとだいたい1000キロ。
私は25年以上クルマに乗っていますが、1日1000キロ以上走った経験はゼロ。
最長でも1日600キロちょいです。
連続1000キロも走る人はほとんどいないと思いますが、念のため気をつけてください!
2.ウィンタースポーツ大好き
あなたがウィンタースポーツが大好きなら、bZ4X購入は慎重になりましょう。
トヨタが公式に「冬場のbZ4X航続距離は短くなる」と見解を示してます。
具体的には、外気温がマイナス5度で走ると、外気温が22度のときと比べて60%も航続距離が落ちます。
急速充電器での充電性能も3分の1に・・・
スキー場では、駐車場あたりでもマイナス5度になることもあります。
※雪国育ちなので分かります^^;
高速道路を使ってスキー場まで往復することを1シーズンで何度も行うようなら、bZ4X以外の選択がよいですね。
3.高速道路ばかり走る
普通、ガソリン車やハイブリッド車は高速道路を走ると燃費が上がります。
一方、電気自動車は高速道路を走ると電費が悪くなるので要注意。
トヨタ公式が発表した実験結果はこちら。
外気温20度で時速40kmと時速100kmで走り続けた場合では、53%程度、航続距離が短くなる場合がございます。
トヨタによるBEV実用情報から
最近は、新東名のように制限速度が120km/hの高速も増えてます。
あなたが高速道路を使っての移動が多いなら、bZ4Xは少し待った方がよさそうです。
一方で、同じ高速道路でも首都高速を走ることが多いなら別。
先日bZ4Xをレンタルして高速道路を走ったところ、電費は7km/kWhを越えました。
※bZ4Xのカタログ値では、高速道路の電費は6.45km/kWhでした
bZ4Xをレンタルし高速道路を走行したレビュー記事はこちら。
4.性格がまめで、よく気がつく
もし、あなたの性格がまめで、よく気がつくタイプならbZ4Xは要注意です。
理由は、bZ4Xのバッテリー管理は曖昧でざっくりとしているから。
テスラやリーフはバッテリー残量がパーセント表示されますが、bZ4Xはインジケーターの表示のみ。
充電時も同じくパーセント表示はありません。
曖昧な表示に納得がいかないなら、bZ4Xは避けた方がよいと思います。
前述のbZ4X1000キロチャレンジを実施されたYoutuberさんも同様でした。
バッテリーの残量がパーセンテージされていないことに対し、「トヨタさん、これはヒドイですよ!」といった意見をされてました。
また、bZ4XはKINTOでのみ契約できますが、KINTOはすべてお任せの契約です。
あなたが、「クルマに関することはすべて自分でやりたい!」というタイプならオススメしません。
私は、毎年の税金振込や車検、自動車保険の見直しなど面倒でしょうがなかったのでKINTOのbZ4Xがベストですが^^;
5.賃貸、マンション住まい
あなたが賃貸住宅やマンション住まいなら、bZ4Xはオススメしません。
理由は、bZ4Xは外部での急速充電器での充電にあまり向いていないから。
もちろん、急速充電器や外部電源が設置されているなら問題ありません。ただ、国内のマンション駐車場や賃貸物件はEVにあまり前向きではないようです。
トヨタ公式も伝えていますが、bZ4Xは急速充電器で充電量80%を越えると、充電スピードを落とします。
どういうことかというと、外の急速充電器で充電する運用が難しいです。
「駐車場に充電器はないけれど、外部の急速充電器で充電する生活スタイルを考えている」というケースは難しい、ということになります。
もちろん出来ないことはないですが、急速充電器の充電金額は結構高いこともハードルが高いです。
ガソリンと違い、どれだけ充電されたかではなく、充電時間で課金されます。
例えば1分55円の急速充電器の場合、30分で1650円かかります。
bZ4Xのバッテリーが50%充電された場合も10%しか充電されない場合も同じ金額。
80%以上の充電容量がある場合や、外気温がマイナスの場合など、同じ30分でも充電できる容量が少なくなります。
そのため、賃貸やマンション住まいの方には、bZ4Xをオススメできません。
6.ペットを飼っている
bZ4XというよりもKINTOの制限です。
KINTOの規約で、ペットと同乗することができません。
「普段はペットを同乗させないから問題ない」と思われるかもですが、いざ病気や怪我をしたらクルマに乗せて病院に連れていきたいもの。
はじめから、制限のあるKINTOではなく、他の方法でクルマを選ぶことをオススメします。
7.遠方への転勤が多い会社で働いている
遠方への転勤が多い会社で働いているなら要注意。
今くらしている地域ではbZ4Xの利用は問題なくとも、転勤先の地域では大変になることも。
特に、最高気温がマイナスになるような寒い地域では、bZ4Xの航続距離や急速充電が変化してきます。
一度からだが便利な状況に慣れてしまうと、なかなか不便な状況に適応できません。
また、逆に転勤先では駐車場が高くクルマを持てないような場合も問題です。
bZ4Xは10年契約の途中解約も可能ですが、契約開始から4年間の違約金は非常に高いです。
※1年目は132万円、2年目は115.5万円、3年目は99万円、4年目は82.5万円。
それであれば、bZ4Xではない選択が良いと思います。
KINTOの解約金フリープランなら、頭金は必要なもののいつ解約しても違約金は不要です。
8.クルマが大好き
クルマが大好きな方にも、KINTOの契約が必要なbZ4Xはオススメできません。
理由は、KINTOで契約するクルマは基本的に改造ができないから。
もちろん、原状回復して返却すれば大丈夫なケースは多いですが、それなら購入したいですよね?
また、クルマに愛着が湧いてしまうことも多いと思います。
とくに、bZ4Xは素晴らしいクルマなので、ずっと乗っていたいと考えるようになるはず。
それでも、KINTOは必ず返却しなければいけません。
そのため、クルマが大好きな方には、KINTOでbZ4Xを契約するのはオススメできません。
bZ4Xの契約を止めておいた方がいい人まとめ
bZ4Xの契約を止めておいた方がいい人の特徴を挙げてみました。
最後にまとめますね。
逆に考えると、ここに挙げたものに該当しないなら、bZ4Xを前向きに検討してもよいと思います。
特に、2022年度のEV補助金は過去に例がないレベルなので、今が買い時かも。
日産と三菱から安価な軽EVが発表されましたね。
今後は補助金争いが厳しくなる可能性もあります。
bZ4Xの契約を前向きに考えているなら、一度リハーサルしておくことをオススメします。
⇒bZ4Xは争奪戦?契約前にリハーサルで確実にゲットしましょう!
bZ4Xの納車待ちの状態ですが、試乗やレンタルをしてきましたので、なにかご質問があればお気軽にコメントください!
10/26bZ4X申込み再開!
充電するには、特に寒冷地ではやや減った時点で積極的に充電した方が安心ですか?繰り返しても問題無いですか?
中本さん
コメントありがとうございます!
bZ4Xの場合、外気温が低い状況では急速充電の性能がかなり抑制されます。
外気温が20度の場合とマイナス10度では、急速充電の充電性能が3分の1くらいとなり、まともに充電されません。
質問へのご回答としては、
「外気温が低い状況では充電回数にかかわらず充電制限されるので、何度充電しても充電量はさほど増えません」
となります。
▼トヨタによる電気自動車充電への見解
https://toyota.jp/info/bz4x_term/?padid=from_bz4x_top_main_bev#block4
トヨタとしては、外気温が低い場合は急速充電でなく普通充電を推奨しています。
そのため、「bZ4Xでは外気温が低い状況で急速充電を繰り返しながらの長距離走行は難しい」と考えたほうがいいです。
現実的には、バッテリー満充電で往復200キロ程度の距離で自宅に帰れないと安心できないと思います。
bZ4Xに限った話ではありませんが、外気温が低いときにBEVに乗る際は注意が必要ですね、、