「KINTO unlimitedは通常KINTOとなにが違うの?」
「KINTOがいままでより1割安くなるって本当?」
そんな疑問にお答えします。
本日(22/12/7)トヨタとKINTOは新しいKINTOのサービス
KINTO Unlimited(キント アンリミテッド)
を発表しました。
⇒発表の様子はこちら(Youtube)
⇒KINTO Unlimited特別ページ
KINTO unlimitedは新型プリウスからはじまる、いままでのKINTO(通常KINTO)から発展したサービスです。
一番の目玉は、通常KINTOの月額料金と比較して、1割ほど安く提供される予定だということ。
こちらをくわしく解説していきます。
1/16追記
KINTOで新型プリウスグレードUを契約しました!
一番の決め手は金額。その他7つの理由を記事にしました。
新型プリウスをKINTOで契約した7つの理由とUグレード一択の理由
- 25年間で40万キロ以上走った著者が経験をもとに解説していきます
- 国産メーカー4社のクルマ7台を乗り換えてきた経験
- 納車3ヶ月で15万の自損事故を起こす、親友が購入2週間のクルマを廃車、など身近なクルマトラブル経験多数
- KINTOで50系プリウス契約中(3年目)
- 新型プリウス60系をKINTOで契約しました!
目次
KINTO unlimitedはなぜ1割安くなる?
わたしたちとしては、KINTOが安く提供されるのは嬉しいです。
ただ、現KINTO利用中の契約者である私としては、少し複雑な思いもあります。
KINTO unlimitedが安くなる理由、それはクルマ返却時の価値を高められるから。
なぜクルマ返却時の価値が高くなるか解説します。
KINTO unlimitedが安くなる理由1:アップグレード
KINTO unlimitedはKINTOのサービスに追加され2つのサービスが提供されます。
1つ目はアップグレードサービス。
納車後もクルマの機能をアップグレード(更新)することで市場価値を高められる、という考え方です。
アップグレードには、「ソフトウェアアップグレード」と「ハードウェアアップグレード」があります。
ソフトウェアアップグレード
今のクルマは安全機能が進化しています。
その機能はソフトウエアのアップグレードで最新版にできることが多くあります。
いままでは、安全機能を最新版にするためには新しいクルマを購入する必要がありました。
KINTO unlimitedは最新の安全機能に契約期間中は何度もアップグレードできる、ということです。
最新の安全機能 = クルマの価値が下がりにくい
ということが、KINTO unlimitedが安くなる理由です。
ハードウェアアップグレード
クルマのオプション選択は新車を購入するときに、とても迷うものです。
「オプションをつけると高くなるけれど、後からつけることはできない」
ということで、高めのグレードを最初から選んでしまい、結果として宝の持ち腐れになることもあります。
KINTO unlimitedでは、オプションのハードウェアを後付できます。
新規でクルマを契約したときだけでなく、返却後に別のオーナーが中古車KINTOを利用したときにメリットが出ます。
普通、中古車にはメーカーオプションを新たにつけられませんが、ハードウェアアップグレードなら可能になるからです。
中古車KINTOの付加価値が高くなるので、KINTO unlimitedの利用料金を下げれるのでしょう。
【補足情報】
KINTO FACTORYというサービスで、トヨタ車のハードウェアアップグレードサービスは提供されています。
このサービスはKINTO unlimitedの実証実験だったそうで、蓄積したノウハウを新型プリウスでは提供されます。
具体的には、簡単にハードウェアアップグレードできるよう、KINTO unlimited専用のグレードを新型プリウスには設定しています。
違いは、ハードウェアアップグレードを見込み、作業がしやすくなるように予め配線やコネクターを設定していることです。
KINTOでは、「アップグレードレディ設計」と名付けています。
KINTO unlimitedが安くなる理由2:コネクティッド
KINTO unlimitedが1割ほど安くなる理由の2つ目は、コネクティッドサービスが提供されるからです。
コネクティッドサービスは2つの方法でクルマを見守ります。
コネクティッドドライブトレーナー
ドライブトレーナー機能は、クルマに備えられた各種センサーで取得する走行データをもとに、乗り方のアドバイスを行うものです。
わりかんKINTOアプリで実現している「運転分析」機能に近そうです。
コネクティッドドライブトレーナーアプリを使うことで、おそらく知らず知らずのうちに安全でエコな運転ができるようになります。
ふだん安全でエコな運転をしていると、クルマへのダメージはかなり少なくなるはずです。
結果として返却時のクルマは、程度がよく市場価値が高くなります。
KINTOは、付加価値の高いクルマを返却時に手に入れることができる、ということです。
それが月々の利用料金を安くすることができる大きな理由ですね。
わりかんKINTOアプリの詳細はこちら
コネクティッドカーケア
コネクティッドカーケアサービスは、クルマの疲労度をチェックし適切なタイミングでメンテナンスを促すサービスです。
オイル交換のタイミングは乗り方で大きく違います。
ですが、通常KINTOでは決まった期間ごと(半年)にメンテナンスを実施しています。
おそらく、KINTO unlimitedでは半年ごとのメンテナンスは廃止すると想像しています。
走行状況などからオイル交換やメンテナスタイミングをチェックし、最適なタイミングでのメンテナンスを促す。
おそらくメンテナンス頻度自体は半年より長くなり、メンテナンスにかかる費用が抑えられるのではないでしょうか。
通常KINTOで新型プリウスは提供される?
KINTO unlimitedで提供される新型プリウスは、ハードウェアアップグレードを想定した特別なモデルです。
おそらく通常のKINTOで新型プリウスは提供されないでしょう。
理由は2つあります。
1つ目の理由は、トヨタとして市場の反応を見極めたいと考えているから。
もう一つの理由は、1割ほど高くなる通常KINTOを選ぶ理由がないから。
それぞれ詳しく解説します。
トヨタは新型プリウスで市場を見極めたい
本日のKINTO unlimitedリリース会見では、お披露目のあとに記者からの質問コーナーがありました。
他のクルマでもKINTO unliimtedの対象車種は増えていくか?という質問に対し、KINTOの小寺社長は「新型プリウスでしっかり評価して考えたい」といった回答をしています。
このやりとりから、できるだけ多くのユーザーにKINTO unlimitedで新型プリウスを提供したいと考えていると想像できます。
KINTO unlimitedで提供される新型プリウスは専用モデルということもあり、売れ残りは避けたいはずです。
そのため、通常KINTOで新型プリウスは提供されないと思います。
1割ほど高い通常KINTOで新型プリウスを選ぶ理由がない
KINTO unlimitedは通常KINTOで提供されるすべてのサービスに加え、大きく2つのサービスが追加されます。
追加されるサービスは、わたしたちユーザーにデメリットはありません。
ソフトウェアアップグレードは、先進的な安全機能を常につかうことができて安心です。
ハードウェアアップグレードは、不要なら実施しなければいいだけです。
以上から、通常KINTOで新型プリウスを選ぶ理由は見つかりません。
1/10新型プリウスが正式発表されました!
KINTOでプリウスを検討するなら、「グレードやオプション」の月額料金をわかりやすくまとめた、こちらの記事をご覧ください
【速報】KINTO新型プリウスは44,110円から。オプション価格も判明が判明!
KINTO unlimitedが通常より1割安くなる理由 まとめ
KINTO unlimitedが通常KINTOより1割安く提供される理由について解説してきました。
最後にまとめますね。
KINTO unlimitedは、クルマの価値が下がる原因について、かなり考えられているサービスだと感じます。
特に、ドライブトレーナーの効果は相当高そうです。
環境にも周りのクルマや人に優しい運転が可能になる社会が期待できますね。
一方、馬力や加速力を売りにしたクルマの存在価値が薄くなりそうですが 笑
KINTO unlimitedは新型プリウスの発売に合わせて正式発表となります。
また情報更新しますので、ぜひブックマークしてお待ちください!
1/16追記
KINTOで新型プリウスグレードUを契約しました!
一番の決め手は金額。その他7つの理由を記事にしました。
新型プリウスをKINTOで契約した7つの理由とUグレード一択の理由