「bZ4Xの月額料金かなり高いよね?」
「これならKINTOじゃなく購入できるスバルのソルテアがいい」
本日発表となったトヨタ初の電気自動車「bZ4X」の月額料金。
頭金が77万円、月額料金は国のEV補助金値引きを入れても88,200円から。
SNS上では、「bZ4X高い!」という声が多いです。
私も、予想よりも高かったこともあり「bZ4Xはないか、、」と思っていました。
が、
よくよく考えるとbZ4Xの月額料金は高くない
と考えるように。
その理由を8ポイントで説明します。
※10/26追記 bZ4Xがリコール後の販売を再開したので参考記事を書きました。
⇒本日bZ4X申込み再開!契約者は今回の騒動をどう見ているか
10/26bZ4X申込み再開!
目次
bZ4Xの頭金と月額料金は高くないと考える8つの理由
bZ4Xの頭金と月額料金が高くはないと考える8つの理由はこちら。
それぞれ詳しく解説しますね。
5年目以降は解約金フリー&月額料金が安くなる
bZ4XのKINTO専用プランは、5年目以降は違約金なしで解約できます。
KINTOの「解約金フリープラン」と同じような仕組み。
頭金77万円は高額ですが、解約金フリープランは同様に頭金が必要になります。
たとえば、車両価格が似ているアルファードのHYBRID SR“C パッケージ”の場合、解約金フリープランでは約40万の頭金が必要に。
bZ4Xは77万と少し高いですが、KINTOの解約金フリープランは3年経過後は2年ごとの契約更新費用が必要。
仮に2回更新したとしたら約40万の更新費用となり、頭金と合わせると約80万円です。
bZ4X専用KINTOプランを「解約金フリープラン」と考えると、77万円は妥当な金額ともいえますね。
KINTOの解約金フリープランの詳細記事はこちら
10年トータル金額は適正な価格
bZ4X(2WD)の10年トータル金額は、「オプションなし」「頭金あり」「国のEV補助金値引きあり」で9,467,480円です。
1000万弱とかなり高いですよね。
一方で、600万クラスのクルマを10年維持すると考えると、実際には妥当なところです。
理由は、KINTOの月額費用と頭金を元に、クルマの価格と比較した結果から。
一覧はこちら。
本体価格 | 10年間のKINTO料金合計 ※bZ4X以外は想定 | KINTO合計金額とクルマ本体価格を比較 | |
---|---|---|---|
アルファード SR”C パッケージ” HEV 2.5L 4WD | ¥5,720,000 | ¥9,591,384 | 167.68% |
クラウン RS “LimitedⅡ” HV 2.5L 4WD | ¥5,670,000 | ¥10,025,664 | 176.82% |
ハリアー Z”Leather Package” HEV 2.5L 4WD | ¥5,040,000 | ¥7,804,632 | 154.85% |
bZ4X FWD(2WD) | ¥6,000,000 ※参考価格 | \9,467,480 | 157.79% |
KINTOは7年契約までなので、10年契約を想定した金額一覧です。
bZ4Xの参考価格と10年間のKINTO料金(国の補助金あり)の割合は157.79%。
残価率がかなり高いハリアーZレザーパッケージとほぼ同じ率です。
国のEV補助金が値引かれた金額ですが、妥当な金額ではないでしょうか?
バッテリー交換費用(300万ともいわれる)が保証される
電気自動車の弱点はバッテリー劣化だとも言えます。
bZ4Xバッテリー劣化に対するトヨタメーカー保証は次のようなもの。
8年16万キロ未満でバッテリー充電量が70%未満になったら無償交換
KINTOのbZ4X専用プランでは、10年20万キロまで保証が延長されます。
クルマのバッテリー劣化スピードは7年を過ぎると急に速くなるとも言われているので、KINTOの保証は安心。
また、bZ4Xのバッテリー交換時には2~3週間程度の時間が必要とKINTOサポートさんに伺いました。
長期間bZ4Xを預けることになりますが、その間は同等レベルのクルマを無償提供してくれます。
※残念ながら電気自動車ではなくガソリン車かハイブリッド車とのこと
高価なバッテリー交換費用が契約中は無償となるのは、安心度がとても高いです。
廃車になったり盗難にあっても違約金がゼロ
KINTO契約中のクルマが廃車になったり盗難にあってしまっても、違約金ゼロで解約できます。
通常のカーリースは残りの契約残を支払う必要がありますが、KINTOは無償。
最近はCANインベーダーなどの手法でクルマ盗難が相次いでいますが、KINTOでbZ4Xを契約していれば安心ですね。
補助金値引きは税抜き価格から
KINTOのbZ4Xプランでは、国のEV補助金や自治体の補助金を1年~4年の間は値引きされます。
本日の情報で開示されましたが、月額料金の値引きは税込み価格からではなく、税抜き価格から値引かれます。
どういうことかというと、85万円の国のEV補助金が税金分プラスされるイメージです。
税込金額で考えると、935,000円の値引きと同様に。
自治体からの補助金を値引きに入れられれば、その金額も同様に1.1倍されます。
東京都の場合、通常では45万、条件付きで60万のEV補助金が出ます。
仮に60万とすると、税込みでは66万円分の値引き。
国の補助金と合わせると、実質的に1,595,000円の値引きとなります。
相当安くなる感じがしますね。
バッテリー劣化を無視できるので家庭用の蓄電池として利用できる
bZ4XのKINTO専用プランはバッテリーの保証が手厚くなります。
また、KINTOにbZ4Xを返却するので、残価を気にする必要もありません。
そうなると、バッテリーの劣化を気にせず利用できるということ。
最近では、家庭用のソーラーパネルで発電した余剰電力を夜間に自宅で使うため蓄電池を設置している家が増えてます。
bZ4Xも、V2Hという機器を使えば家庭用の蓄電池として利用可能。
EVを蓄電池化するとバッテリー劣化が心配で利用できない、という声が多いですが、bZ4XのKINTOプランなら気にせずガンガン使えます。
家庭用蓄電池は、bZ4Xのバッテリー容量の15%程度でも200万円ほどの金額。
bZ4Xを家庭用の蓄電池として利用できれば、大きなコストダウンになります。
保険使い放題プランだからリスクが少ない
KINTOは保険が使い放題プランとも言えます。
というのも、保険等級がないから。
たとえば、普通の自動車保険は自損事故を起こし保険を使うと翌年から保険等級が3段階下がり保険料が上がります。
KINTOの場合、保険をいくら使っても月額料金は上がりません。
安心して保険を使えるので、いざというときの出費が抑えられます。
関連記事はこちら。
返却するので、バッテリー劣化の残価減を気にする必要がない
bZ4XのKINTOプランは10年後には必ず返却します。
返却時に査定はありますが、バッテリーがどれだけ劣化していても査定額は変わらず。
EV車はバッテリーが劣化すると価値がドーンと下がりますが、その心配がいらない。
先にお伝えしたように、bZ4Xを家庭用の蓄電池として使う、なんて利用方法ができる理由ですね。
10/26bZ4X申込み再開!
まとめ
bZ4Xの頭金と月額料金は決して高くない8つの理由をお伝えしてきました。
最後にまとめますね。
上記8つの理由から、「bZ4XのKINTOプランの頭金77万、月額料金88,220円」は妥当だと考えています。
あなたはどう感じますか?
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