「リコールのbZ4Xの申込みが再開になったけど大丈夫?」
「リコール前と後でbZ4Xの契約は変わった?」
bZ4Xはリコール期間の約3ヶ月を経て、本日10月26日にKINTO申込みを再開しました。
リコール解決は喜ばしいですが、次のような問題も出ています。
- 今年度のCEV補助金は間に合わなかった
- bZ4X値下げにより既契約者は再契約しなければならない
- トヨタはEV戦略を抜本的に見直す方向を向いている
5月12日に契約した私が、KINTOから届いたメールなどを元に解説していきます!
目次
bZ4Xリコール解決!以前と変わったこと
2022/6/23にbZ4Xのリコールが発表され、bZ4Xは生産中止・申込み中止となりました。
ですが、とうとう本日10/26にbZ4Xの申込みは再開されました!
10/26bZ4X申込み再開!
一方、bZ4Xが申込み再開するまでの約3ヶ月で、いろいろと状況が変わりました。
- 今年度(2022年度)のCEV補助金は間に合わなかった
- bZ4X値下げに伴い既契約者は再契約しなければならない
- トヨタはEV戦略を抜本的に見直す方向
それぞれくわしく解説しますね。
今年度のCEV補助金は間に合わなかった
電気自動車(BEV)は導入コストが高いですが国として普及させたため、国から導入補助金が出ます。
bZ4Xも対象で、なんと85万円の導入補助金が受け取れます。
ただ補助金には予算があり、2022年度の予算は11月中旬に底をつく予定です。
※CEV予算残高と申請受付終了見込み時期について
契約者に対しても現時点でbZ4Xの納期は不透明ですが、年内は難しそうな雲行きです。
わたしは申込み直後に契約したこともあり、納期は8月はじめ頃とお聞きしていました。
今年度のCEV補助金は問題ないと思っていたので、非常に辛いところですね、、
CEV補助金については下記に詳しい記事を書きましたのでご参照ください。
⇒2022年のCEV補助金はいつまで間に合う?10月には無くなるかも
一方で、今後もCEV補助金が同程度で継続する可能性が高くなっています。
「CEV補助金」11月以降も継続へ
※日刊自動車新聞10/6の記事より
bZ4Xの納車時期は補助金の空白期間も避けることができそうなので、補助金適用される見込みは高そうです。
bZ4Xの値下げに伴い再契約が必要となった
喜ばしいことに、bZ4Xの申込金と月額料金が値下げされることになりました!
詳しくは、下記をご覧ください。
こちらの表は、10月6日にKINTOからbZ4X契約者向けに送られたメールの一部です。
申込金は元々77万円でしたが、38.5万円と半額となっています。
月額利用料は1~4年目は1100円の値引き。
以降は1%くらいの値引きですね。
10年契約を続けた場合は、トータルで96,300円の値引きとなります。
申込金と月額利用料金の値引き合計で481,360円の値引きとなりました。
値引き自体は喜ばしいことですが、元々の契約者は再契約しないといけない状況で面倒ですね。
トヨタはEV戦略を抜本的に見直す方向
最後にbZ4Xにかかわる大きなトピックスが10/24に届きました。
「トヨタがEV戦略見直しを検討している」という記事がロイターから出されました。
※トヨタ、EV戦略見直し検討 クラウンなど開発一時停止=関係者:ロイター
その中には、トヨタがEV用に開発しbZ4Xにも採用されている「e-TNGA」プラットフォームの見直しも含まれています。
さらに、「e-TNGA」を利用する予定であった新しいEVの開発を停止したとの情報もあります。
記事の信憑性は高いと感じています。
そうなると、bZ4Xだけが実験的に市場に投入され、数年後に別のプラットフォームが完成するまでトヨタはBEVを販売しない、という可能性がでてきました。
まとめ:bZ4Xは様子見したほうがいいの?
いろいろ契約者として気になる点を説明してきましたが、結局のところbZ4Xは様子見したほうがいいでしょうか?
結論としては、「人による」です。
このような方はbZ4Xを選択しても良いかな?と考えています。
一方、下記の記事で書いたような人は、bZ4Xをやめたほうがいいです。
やはり現時点の日本で電気自動車に乗ることは制約が多いので、乗る人を選ぶと思います。それでもbZ4Xが気になる方は、こちらの記事もご参考ください!
⇒bZ4XとV2Hで私たちの生活はどう変わる?電気自動車がある生活を検証
⇒bZ4X公道試乗イベントで分かった5つのポイント。一般ユーザーが本音で解説します
⇒bZ4Xは高い?月額88,220円、頭金77万円でも高くない8つの理由
⇒bZ4XはKINTOで5/12販売開始!補助金は月額利用料の値引きで対応
10/26bZ4X申込み再開!
⇒bZ4Xを契約した8つの理由