「KINTOを検討してるけど途中解約のリスクはないの?」
「早期解約したときのメリット・デメリットを教えて欲しい」
そんな疑問にお答えします。
トヨタのサブスクKINTOは、一般的なカーリースと違い途中での解約が可能です。
しかし、KINTOの途中解約にはメリット・デメリットがあります。
本記事では、実際にKINTOを解約する私が、早期解約を検討する際のポイントを紹介します。
本記事では、KINTOの初期費用フリープランが対象です
目次
KINTOの途中解約にかかる費用は?
KINTOの途中解約には、解約手数料と未払いの月額利用料金が発生します。
解約手数料は、契約期間に対する残期間とクルマの月額料金によって変わってきます。
それぞれ詳しく解説します。
KINTOの途中解約にかかる解約手数料について
KINTOの解約手数料は、残っている契約期間によって決まります。
なぜなら、契約してすぐに解約されてしまうと、KINTOは返却されたクルマを再利用させる必要があるからです。
返却されたクルマは中古車KINTOなどで再利用されますが、メンテナンスやクルマの保管料などコストがかかってきます。
ある程度KINTOでの支払いがあった後で解約されるなら費用の回収もできます。
一方で、契約後すぐの解約だと費用はほとんど回収できず、クルマの価値だけ下がる状態になります。
そのため、途中解約時には残っている契約期間によって解約手数料がかかるのです。
契約期間と、契約後の利用月数ごとの解約手数料を表にまとめてみました。
契約後の利用月数 | 7年契約 | 5年契約 | 3年契約 |
---|---|---|---|
1~6ヶ月 | 15ヶ月分 | 10ヶ月分 | 5ヶ月分 |
7~12ヶ月 | 14ヶ月分 | 9ヶ月分 | 4ヶ月分 |
13ヶ月~18ヶ月 | 13ヶ月分 | 8ヶ月分 | 3ヶ月分 |
19ヶ月~24ヶ月 | 12ヶ月分 | 7ヶ月分 | 2ヶ月分 |
25ヶ月~30ヶ月 | 11ヶ月分 | 6ヶ月分 | 1ヶ月分 |
31ヶ月~36ヶ月 | 10ヶ月分 | 5ヶ月分 | なし |
37ヶ月~42ヶ月 | 9ヶ月分 | 4ヶ月分 | |
43ヶ月~48ヶ月 | 8ヶ月分 | 3ヶ月分 | |
49ヶ月~54ヶ月 | 7ヶ月分 | 2ヶ月分 | |
55ヶ月~60ヶ月 | 6ヶ月分 | なし | |
61ヶ月~66ヶ月 | 5ヶ月分 | ||
67ヶ月~72ヶ月 | 4ヶ月分 | ||
73ヶ月~78ヶ月 | 3ヶ月分 | ||
79ヶ月~84ヶ月 | なし |
解約手数料のことをKINTOでは「追加清算金」と呼んでいます。
解約手数料(追加清算金)の単位は、一ヶ月のKINTO料金です。
3年契約の1ヶ月目で解約した場合、追加生産金は5ヶ月分となります。
5年契約の1ヶ月目で解約したら10ヶ月分、7年契約の1ヶ月目で解約したら15ヶ月分になります。
KINTO契約が残り半年になるとどの契約期間でも解約手数料はなくなります。
7年契約の場合、短い期間で解約すると解約手数料がかなり高くなるので要注意です。
KINTOの途中解約にかかる未払いの月額利用料について
KINTOの契約期間は6ヶ月ごとの自動更新というかたちです。
契約期間が3年なら、6ヶ月の契約を6回つづけることになります。
KINTOが公開しているグラフはこちらです。
赤い階段が半年ごとに作られています。
この1つのコマがKINTOの月額料金になります。
そのため、半年ごとの契約終了のタイミング以外では余計な月額料金が発生してしまう、と言えます。
KINTOの解約タイミングについて詳しく知りたいなら、別記事「絶対ダメ!選んではいけないKINTO解約タイミングとは?違約金を数十万円減らす方法」をご覧ください。
KINTOの途中解約のメリットとデメリットは?
KINTOを途中解約すると解約手数料と未払いの月額利用料がかかることを解説しました。
途中解約のメリット・デメリットをより詳しくお伝えします。
KINTO途中解約のメリット
KINTOの途中解約のメリットは、残金全額を支払うことなく契約期間途中でも解約し違うクルマに乗り換えられることです。
他のカーリースでは、途中解約時に残金をすべて一括払いしなければならなりません。
KINTOであれば、解約手数料などは必要になるものの残金一括払いよりは安く解約できます。
たとえば、家族が急に病気や怪我により車いす生活になってしまったとしましょう。
今までのコンパクトカーでは乗り降りが難しいのでミニバンに乗り換えが必要な場合などに解約し乗り換えが可能です。
タイミングによっては出費が大きいですが、それでも他のカーリースと比較すると安価です。
わたしも、新型プリウスにどうしても乗りたくなり、契約期間途中ですが新型プリウスに乗り換えることにしました。
KINTOの途中解約のデメリット
KINTOの途中解約のデメリットは、既にお伝えしていますが解約手数料や未払いの月額利用料が発生することです。
また、解約時には車両の状態によって追加費用が発生する場合があります。
追加費用は、 クルマのキズやヘコミに対する減点査定と走行距離制限オーバー時の請求です。
このような費用が発生するため、長期的な視野でKINTOを利用する場合には、途中解約の費用を含めたトータルコストを考慮する必要があります。
※KINTO返却時の査定について詳しくは「KINTO返却の査定で自腹を防ぐ3つの方法」に書きましたのでご覧ください。
※KINTOの走行距離制限については、「KINTOの月間走行距離制限について契約2年目オーナーが語る」で詳しく解説しています。
KINTOの途中解約を検討する際のポイント
KINTO途中解約時には解約手数料や返却時の減点査定に気をつける必要があります。
それ以外に途中解約を検討する際のポイントをまとめます。
ポイント1:新しいクルマを購入する際のメリットを考慮する
KINTOを途中解約をすることで、新しいクルマを購入する場合は、KINTOを続ける場合と比較したメリットを考えましょう。
KINTOには、一定期間利用後にKINTOで乗り換える場合は「のりかえGO」というサービスがあります。
途中解約するよりも手数料が安くなりますので、引き続きトヨタ車に乗り換えるなら検討しましょう。
くわしくは「のりかえGOで新車にお得に乗り換えられる3つの理由を解説」の記事に書きましたのでご覧ください。
途中解約を検討する場合は、新しいクルマを購入する際のメリットも考慮してみてください。
ポイント2:乗り換える際の手続き方法を調べておく
KINTOの途中解約を検討する場合、乗り換える際の手続き方法にも注目しましょう。
KINTOでは、契約終了の30日前までに手続きをする必要があります。
また、解約手数料などの支払いタイミングも契約終了日の前になる可能性もあります。
手続きの流れを把握しておくことで、スムーズな乗り換えができるので、きちんと抑えておきましょう。
ポイント3:車の状態を知っておく
途中解約をする場合、車の状態についても考慮する必要があります。
クルマに傷や汚れがある場合は、修理やクリーニング費用がかかる可能性があります。
車を返却する前に、車の状態をしっかりと確認しておきましょう。
ポイント4:契約内容を確認しておく
最後に、KINTO契約内容の確認も忘れずに行いましょう。
契約期間や解約手数料、車両返却時の注意事項などを確認しておくことで、トラブルを回避できます。
KINTOの途中解約はおすすめ? まとめ
KINTOの途中解約は他のカーリースと比較するとメリットがあります。
ただ、タイミングによっては解約手数料が高くなりますのでご注意ください。
最後にまとめますね。
KINTOで途中解約は可能ですが、事前にきちんと考えておきましょう!
できればKINTOを契約する前に、KINTOで解約することも想定してシミュレーションしておくことをおすすめします。