「なんかトヨタが電気自動車に本気出すって聞いたけど、どうなの?」
「トヨタのEV戦略でどんな車が出てくるの?」
昨日(2021年12月15日)、トヨタの豊田章男社長は2030年までのEV戦略の発表が行われました。
発表のなかで、トヨタのEV戦略について具体的な数値で方針が発表されています。
- 年間350万台のBEV(電気自動車)の販売予定
- 2030年までに8兆円の研究開発費を予定
- 2035年までにレクサスブランドは全てBEVになる
急な発表で驚きましたが、トヨタが電気自動車に本気であることは間違いありません。
また、会場では7車種ラインアップする予定の電気自動車シリーズbZ(ビージー)シリーズ5車種がお披露目されました。
bZ4Xは2022年中ごろに販売開始されますが、その他のモデルの情報は今回初めて公開。
見た目から、bZシリーズ5車種のスペック、金額、電費などを予想してみました。
トヨタのEV戦略車に興味があるかたは必見です!
※10/26追記 bZ4Xがリコール後の販売を再開したので参考記事を書きました。
⇒本日bZ4X申込み再開!契約者は今回の騒動をどう見ているか
bZ4Xの価格は頭金77万、月額料金88,220円~と発表されました。bZ4Xは高い?高すぎる?そんな声に応えた記事を書きました。
10/26bZ4X申込み再開!
目次
bZ(ビージー)シリーズ5車種の価格・電費・スペック予想!
トヨタの豊田章男社長は、会見のなかで「乗って楽しい車を提供したい」と何度もおっしゃっていました。
トヨタは、実は1996年に実験的なEV車「RAV4EV」をリリースしています。
その際にはEVに楽しさを見いだせなかったようですが、今は「EVでも楽しい走りを期待できるレベルになった」と断言しています。
そんなトヨタEV戦略の中心的なシリーズとなるbZシリーズ5車種について見ていきましょう。
トヨタのBEVプラットフォーム第一弾 bZ4X:ハリアーと比較
まずは2022年の夏頃?に発売が予定されているbZ4Xから。
車格が似ているハリアーと比較してみました。
プロトタイプと伝えられていますが、ほぼ製品版と同等だと思われます。
細かいスペックも公開されていますが、価格はいまのところ未定なので予想です。
bZ4X(2WD) | ハリアー | |
価格 | 450万~600万 ※予想 | 299万~504万 |
車両重量(kg) | 1,920~ | 1,680 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 460km~500km前後 | – |
電費(WLTC燃費) | 7km/kWh | 15.4km/L~22.3km/L |
加速性能(0-100㎞/h) | 7.7秒~8.4秒 | – |
最小回転半径(m) | 5.7 | 5.7 |
全長x 全幅x 全高(mm) | 4,690×1,860×1,650 | 4,740×1,855×1,660 |
室内長x 室内x 室内高(mm) | 1,940×1,515×1,160 | 1,880×1,520×1,215 |
電力量(バッテリー容量) | 71.4kWh | – |
ホイールベース(mm) | 2,850 | 2,690 |
トヨタがグローバルでEV戦略を行う最初の車種がbZ4X。
スペックとしては真新しいものはないですが、おそらく価格破壊を行ってくると考えています。
SNSなどの予想価格は500万~ですが、大幅に安い金額を提示するのではないかと期待してます。
日本円で478万からと予想しました!
※2022/4/23追記:上級グレードの参考価格が600万~となりました。ベースグレードが販売されたら、おそらく予想どおりです!
bZ4Xは5月12日にKINTOでのみ提供予定です。ただ、初回3000台限定と少なく、激しい争奪戦が予想されます。できるだけ確実にbZ4Xを手に入れる方法をKINTO契約者の私が記事にまとめました。
👉bZ4Xは争奪戦?契約開始前のリハーサルで確実にゲットしましょう!
bZスモールクロスオーバー:アイゴXと比較
次はbZのスモールクロスオーバーを見ていきましょう。
これは、ぱっと見たときに「ヨーロッパ専用車のアイゴXじゃないの?」と感じた車種。
アイゴXは、ヨーロッパで人気のアイゴをフルモデルチェンジしたもの。
どうでしょう?似てませんか?
また、記者会見では、「電費」について言及されていました。
1kmクルマを走らせるのに、125Whとのことです。
8km/kWhとなり、電費がよいとされる「テスラのモデル3」より高い電費のようです。
アイゴXのスペックを元に、bZスモールクロスオーバーのスペックを予想してみました。
bZコンパクトSUV:C-HRと比較
次はbZコンパクトSUVです。
こちらはC-HRにとても似ていると感じたのは私だけでしょうか?
スタイリッシュなリアデザインと長めのホイールベースがかっこいいですね!
ということで、bZコンパはスペックをC-HRと比較してみました。
bZ SDN:プリウスと比較
次にbZ SDN、セダンタイプを見ていきましょう。
どことなくプリウスに似ているような気がしています。
また、全体のシルエットはテスラのモデル3に似てるようにも思えます。
車格としてカムリの後継のような感じもするのですが、ベースはプリウスで比較しスペック予想してみました。
プリウスの流れを受け、 一充電走行距離 はbZシリーズで一番長距離を走れるモデルとするのではないでしょうか?
バッテリー容量はbZ4Xとほぼ同容量としつつ、電費はbZスモールクロスオーバーと同程度と予測してみました。
bZ ロングサイズSUV:ランドクルーザープラドと比較
bZシリーズ最後はbZラージSUVです。
こちらは発表会で「3列シートも搭載可能なロングサイズSUV」と紹介されていました。
3列シートのSUVというとランドクルーザープラドのような位置づけなので、プラドと比較しています。
【注意!】クルマ購入3つのリスクをご存じですか?知らなかったら生活が破綻するかも・・・
bZシリーズとテスラを比較
電気自動車業界で圧倒的な存在感を放つテスラ。
今回スペックを予想してきたbZシリーズを中心に、トヨタBEV戦略車とテスラの車種を比較してみました。
トヨタ | テスラ | |
---|---|---|
本格SUV | bZ4X | サイバートラック? |
コンパクトSUV | BZ コンパクト SUV | ー |
スモールSUV | BZ スモールクロスオーバー | ー |
セダン | BZ SDN | モデル3 |
高級セダン | レクサスシリーズで予定 | モデルS |
3列シートSUV | BZ ラージSUV | モデルY |
高級SUV | レクサスRZ | モデルX |
トヨタのBEV車種とテスラ車種を比較すると、コンパクトSUVやスモールSUVにはテスラは参入していません。
今後も、おそらく参入することはないかな?と個人的に感じています。
テスラは電気自動車の特性をうまく魅力につなげ大成功を収めています。
例えば、0-100km/hで2.6秒!など、ガソリンエンジン車ではスーパースポーツカーでも実現が難しいスペックを打ち出しています。
車好きな人は、この加速性能で心惹かれてしまいます。
一方で、コンパクトSUVやコンパクトカーには、ハイパースポーツカーのような加速性能は求められていません。
おそらく、そんなコンパクトカーは安心して走らせられませんし 笑
10/26bZ4X申込み再開!
トヨタbZシリーズの金額や電費、スペック予測のまとめ
ここまで、トヨタbZシリーズの金額や電費、スペックについて予想してきました。
最後にまとめますね。
- bZ4Xはハリアーと比較
⇒価格予想は478万~ - bZスモールクロスオーバーはアイゴXと比較
⇒価格予想は280万~ - bZコンパクトSUVはC-HRと比較
⇒価格予想は360万~ - bZ SDNはプリウスと比較
⇒価格予想は340万~ - bZラージSUVはランドクルーザープラドと比較
⇒価格予想は520万~
この程度の価格帯になったらいいなー、という願望も入っています 笑
トヨタがプリウスで世界をあっと言わせたように、今回はEVでも世界を驚かせてくれることでしょう。
また続報が入ったら追記していきますね!
10/26bZ4X申込み再開!