「新型ヴォクシー・ノアのデジタルキーって何ができるの?」
「車が高くて新車買えないけど、なにか方法ない?」
という疑問にお答えします。
トヨタ車としては新型ヴォクシー・ノアから利用できるようになった「デジタルキー」機能をご存知ですか?
デジタルキーはしれっと説明されているので見過ごしちゃいそうですが、実はすごい仕組みです。
トヨタがデジタルキーを利用してどんな未来を描いているか、それにより私達の生活がどうなるかを予想しました。
近い将来、本格的に車を所有しない世界がくるかもしれません!
目次
トヨタのデジタルキーとは?対応車種は?
トヨタのデジタルキーで出来ること、対応車種、デジタルキーのメリット・デメリットをお伝えしますね。
トヨタのデジタルキーで出来ること
トヨタのデジタルキーで出来ることは3つ。
- スマホが車のキーとなる
- 家族や知人にデジタルキーをシェアできる
- シェアするデジタルキーの期間指定や操作制限ができる
それぞれ詳しく解説しますね。
デジタルキーでスマホが車のキーとなる
あなたがいつもお使いのスマホを車のキーにすることができます。
デジタルキーを使うためには、6つのステップが必要です。
デジタルキー対応のトヨタ車購入
購入時にデジタルキーのメーカーオプションを申し込む
T-Connect、デジタルキーの契約を実施
トヨタ共通IDを登録し、デジタルキー契約と連携
スマホにデジタルキーアプリをインストール
アプリでオーナーキーを登録
デジタルキーは対象車種でもメーカーオプションで、いくつか契約や設定が必要です。
そんなに面倒ならデジタルキーなんていらないよ!
と思われるかもですが、デジタルキーは「将来的に車を安く乗るための鍵」になるかも。
ぜひ最後までご覧ください!
デジタルキーは家族や知人にシェアできる
自分が使うだけなら、普通の鍵で問題ありません。
デジタルキー最大の特徴は、家族や知人にシェアできること。
オーナーキーと同様に「シェアキー」を発行できます。
さらに、直接会わなくともシェアキーを発行することができます。
このメリットは後ほどお伝えしますね。
シェアするデジタルキーの期間指定や操作制限ができる
シェアするデジタルキーは、不正利用を防ぐために期間指定や操作制限の設定ができます。
デジタルキーの設定で、「一時的に車を貸し出す」ということが可能に。
完全にカーシェアリングを想定した機能ですね。
トヨタデジタルキーのメリット・デメリット
スマホが車のキーとなるデジタルキーのメリット・デメリットをお伝えします。
デジタルキーのメリット
デジタルキーのメリットというか、使えそうなシチュエーションをお伝えします。
- 家族複数人で1台の車を利用する
- 知人に時々車を貸す
- 本格的にカーシェアリングを行う
デジタルキーは、複数人で同じクルマをシェアして使う場合に便利です。
家族で1台の車を使う場合、知人に車を貸す場合などはデジタルキーは最適。
というのも、現在販売されている車の鍵は高度化していて、 イモビライザー(盗難防止機能)付きのスマートキー は複製に10万くらいかかります。
私も契約しているKINTOは誰が乗っても大丈夫な保険がついているので、気にせず車を貸すことがあります。
ただ、鍵をなくされると非常に困ることに・・・
そんなとき、デジタルキーのシェアキーを渡せば物理的な鍵を無くされることはありません。
安心して車を貸すことができますね。
デジタルキーのデメリット
デジタルキーのデメリットはこちら。
- スマホのバッテリーが切れたら利用できない
- 強い電波やノイズが発生すると正常に動作しない可能性がある
- 金属製のものに覆われている場合は利用できないことがある
スマホの電波を利用するトヨタのデジタルキーなので、スマホが使えない、電波が干渉する場合など使えない可能性があります。
遠方にドライブに行った際など、急にデジタルキーが使えなくなったら困りますよね。
ただ、私が調べた範囲では上記のような問題は見つからなかったので、あまり心配はいらないかもです。
人生で二番目に高い買い物「クルマ購入」の3大リスクをご存じですか?人生100年時代、失敗すると老後の生活設計が大きく狂ってしまうかも・・・
- リスク①:〇〇が高くなるリスク
- リスク②:〇〇で市場価値が下がる
- リスク③:4人に1人は〇〇未加入
※5015文字。約7分で読み終えられます
トヨタのデジタルキー対応車種
トヨタのデジタルキー対応車種はこちら。
トヨタ車 | レクサス車 |
ヴォクシー 2022/1~ | レクサスNX 2021/10~ |
ノア 2022/1~ | レクサスUX 2022/7~ |
bZ4X 2022/5~ | レクサスRX 2022/11~ |
クラウン 2022/7~ | |
プリウス 2023/1~ |
トヨタ車としては、新型ヴォクシー・新型ノア。
レクサスは21年10月に発売開始されたレクサスNX。
まだまだ最新車種だけです。
ただ、今後フルモデルチェンジする車種はデジタルキーに対応してくると想像できます。
23/1/23追記
トヨタ車:新型クラウン、新型プリウス
レクサス車:新型RX、新型UX
上記もデジタルキー対応となりました
デジタルキーが普及した未来はどうなる?
ここまで、トヨタのデジタルキーについて紹介してきました。
では、デジタルキーが普及した近い将来、私達の生活はどうなるのでしょうか?
デジタルキーで知人間のカーシェアが普及する
以下の文章は近い未来の予想です
トヨタがデジタルキーを新車のほとんどに標準搭載した202X年。
月に1、2回しか車を使わない家庭から車は消え、同じような利用方法の知人間でカーシェアを行うのが普通に。
自動車保険の面倒がなく、リスクも低いトヨタのサブスクKINTOで代表者は車を契約。
駐車場は代表者の家近くで管理しやすい場所に借りる。
利用したい人は、わりかんKINTOでアプリで利用時間を予約し、代表者はデジタルキーのシェアキーを設定する。
利用者はデジタルキーを使い、自分が予約した日に自由に車を使う。
デジタルキーにより、こんな未来がくるかもしれません
23/2/2追記
ヤマト運輸の「EASY(イージー)」という受け取り場所指定サービスがはじまっています。
EASYの公式ページ
このEASYとデジタルキーを活用したクルマのトランクへの宅配便受け取りサービスの実証実験が行われました。
詳細は「デジタルキーでクルマに置き配するサービスってあり?」で詳しく説明しましたので、ぜひご覧ください。
車を維持管理する負担が半減する
デジタルキーが普及し、知人間カーシェアが当たり前の将来では、車を維持管理するコストが大幅に減ります。
今でも「わりかんKINTO」アプリでは、シェアした分だけKINTOの支払いを按分する仕組みが備わっています。
将来的には、代表者が車を維持管理しますが、その金額の半額程度はカーシェアで貸し出した方からの利用料でまかなえる。
そんな未来が待っているかもしれません。
今までは中古車や軽自動車しか選択できなかったけれど、ヴォクシーやノアなどのミニバン、SUVなども選択できる可能性もありますね。
トヨタのデジタルキーで車の維持費が半減? まとめ
日本はバブル崩壊後から給料が30年以上あがっていない、とよく言われています。
実際、レクサスの年間販売台数は全世界で60万台ちょっとですが、日本国内では5万台弱しか売れていません。
世界から見ると、間違いなく日本は経済的に停滞してる国に写ってます。
そんななか、車を今までのように維持する時代は終わるのかもしれません。
トヨタはそんな国内状況を把握し、KINTOやデジタルキーの普及を模索しているのではないでしょうか?
正解がない時代、今までの車を所有する考えは捨ててしまったほうがよいかもです・・・
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