「KINTOの走行距離制限ってどういうものなの?」
「走行距離をオーバーしたらKINTO(キント)から罰金取られるの?」
あなたは、KINTOもいいかも?と思い始めてよく調べたら、走行距離制限なるハードルがあることを知ったのではないでしょうか?
私も契約前に引っかかった部分なので、その気持ちがよく分かります ^^;
特に、走行距離制限をオーバーすると、とてつもない罰金を取られるのではないか!?と不安になるのではないでしょうか。
今回は、KINTOの走行距離制限について正しく理解できるよう、私がKINTOを契約する前に詳しく調べた内容をお伝えしますね。
bZ4XはKINTO専用プランで5月12日に販売開始!bZ4Xの特徴、利用できる補助金について説明。bZ4XがKINTOで提供される理由についても解説。
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KINTOのデメリット9ポイントを解説。失敗したくない方必見!
目次
何のためにKINTOは走行距離制限があるの?
KINTO(キント)に走行距離制限がある理由は、KINTOの立場で考えると「契約期間満了時に返却される車を一定レベル以上の品質にしたい」からです。
車は走行距離が増えれば増えるほど、車の劣化は進み価値は下がります。
例えば、一般的に10万キロ以上の走行距離を乗った車は、たとえ納車から5年しか経っていない車でも市場価値は大幅に落ちます。
少し前までは、走行距離が10万キロ以上の車は中古車買取店でも買い取ってもらえず、車の寿命と考え廃車になるほどでした。
車は走行距離が増えるほど劣化し市場価値が下がるので、KINTOでは走行距離の制限を決めているんですね。
「クルマ購入方法で失敗したくない」「たとえ事故や廃車になってもリスクを少なくしたい」ならKINTOは最適かも。KINTOを選ぶべき人を解説した記事はこちら。
走行距離をオーバーしたらKINTOから多額の違反金をとられるの?
KINTOが設定している走行距離制限は1カ月で1500キロ。
毎月1500キロを超えるかどうかKINTOがチェックしているのではなく、契約期間が終わり車を返すときのトータル走行距離で判断します。
- 契約期間が3年 54,000キロ
- 契約期間が5年 90,000キロ
- 契約期間が7年 126,000キロ
契約期間が終わり返却するときに上記の走行距離制限を上回っていなければ追加でお金を取られることはありません。
もし走行距離制限を超えてしまっても安心してください。
追加でかかる費用は1キロあたり11円です。
※トヨタ車の場合。レクサスの場合は1キロあたり22円
たとえ1000キロオーバーしても1万1千円なので、思ったほどバカ高くないですよね?
初めての車なので、どのくらいの走行距離か分からず不安です・・・
確かに、あなたが初めて車に乗りはじめるのであれば「車の走行距離ってどのくらい?」と思うことでしょう。
車の走行距離については客観的な情報がありますのでご覧ください。
自家用乗用車の平均走行キロ/日と年間走行距離
2000年まで:1日あたり27.9キロ、年間10,190キロ
2001年~2005年:1日あたり26.4キロ、年間9,637キロ
2006年~2010年:1日あたり28.1キロ、年間10,249キロ
2011年~2015年:1日あたり30.6キロ、年間11,159キロ
※国土交通省の「全国道路・街路交通情勢調査 / 平成27年度調査 基礎集計」より
国土交通省が調査し、政府統計ポータルサイト「e-Stat」から引っ張ってきた情報を加工した結果です。
この情報では、車の走行距離が年間平均で18,000キロを超える年は今のところありません。
あなたが通勤で毎日往復100キロ以上も車で走るようなことがなければ、年間18,000キロ以上も走行距離が延びることはないでしょう。
年間の走行距離が18,000キロとなったらガソリン代はいくらかかる?
例えば、もし年間の走行距離がKINTOの走行距離上限と同じだけだった場合、どのくらいガソリン代がかかるものなのでしょうか?
2021年8月現在、全国平均のガソリン価格は「154.9円」です。
あなたが乗る車の燃費が「ガソリン1Lあたり20キロ走るハイブリッド車」だったとして、18,000キロ走ったときのトータルガソリン代を計算してみます。
年間のトータルガソリン代金:139,410円
※計算方法:18000キロ(走行距離) ÷ 20(燃費) x 154.9円(1L当たりのガソリン代)
このように、18,000キロ走ると燃費のよいハイブリッド車でも年間で約14万円かかってきます。
5年間同じ走行距離だったとしたらトータルガソリン代は約70万円です。
ここまで走ることは、おそらく多くはないでしょう。
もちろん、ライフスタイルや車の利用方法によっては走行距離がKINTOの制限を大きく超えることもあるのは理解しています。
一方、あなたが初めて車に乗り始めるときに走行距離を心配することはほとんどない、と考えてよいと思います。
【注意!】クルマ購入3つのリスクをご存じですか?知らなかったら生活が破綻するかも・・・
KINTOで走行距離にびくびくしながら車に乗るのは嫌!購入した方がいいの?
確かに、年間18,000キロを超えるかどうかビクビクしながら車に乗るのは楽しいカーライフではないですよね・・・
購入するのも一つの手ですが、あなたには一つ気を付けていただきたいことがあります。
走行距離が増えると中古車買い取り金額が激減する
車の価値は走行距離で驚くほど変わります。
例えば5年落ちのプリウスで考えてみましょう。
- 走行距離10万キロ~12万キロ 平均買取価格 435,000円
- 走行距離5万キロ~6万キロ 平均買取価格 872,953円
これは、走行距離ごとの車買取査定金額の平均価格を出している「しゃうる」さんの情報から取得したデータです。
10万キロを超えると、同じ年式のプリウスでも買い取り金額に倍以上の差が生まれ、ざっくりと45万円のマイナスになってしまいます。
「しゃうる」さんの走行距離に応じたプリウスの買取価格平均ページ
KINTOの場合は安定したカーライフを送ることができる
では、KINTOを5年で契約し、走行距離が10万キロで返却したとしましょう。
9万キロの走行距離制限を1万キロオーバーしたので、1万キロx11円の11万円のペナルティ金額を支払う必要があります。
11万円は結構いたい金額ですが、同じように購入し10万キロ走行した後で売却した場合とKINTO契約時のトータルコストの差額はいくらでしょうか?
KINTOは、残価設定を新車金額の30%程度と想定してシミュレーションしています。
これはだいたい5年で5万キロ走行したときの下取り価格。
5年で10万キロ乗るとだいたい残価が10%ほどになるので、280万のプリウスの場合は購入よりKINTOの方が56万円分は得をした計算になります。
走行距離の超過分11万円を支払っても、45万円も得する可能性があるKINTOはお得ではないでしょうか?
KINTOの走行距離制限【月間1500キロ】は何のため?のまとめ
KINTOの走行距離制限についてまとめます。
- KINTOに走行距離制限がある理由は、返却後の価値が下がりすぎないため(KINTOにメリット)
- 月間1500キロ以上の走行距離となるケースは少ない(あなたは必要以上に怖がる必要なし)
- 例えKINTOの走行距離がオーバーしたペナルティ金額を支払っても、購入よりメリットが大きい(あなたにメリットが大きい)
お伝えしたいことは、「必要以上に走行距離制限を怖がらなくても大丈夫!」ということです。
少しでも、あなたが車を契約する前に役立つ情報だったら嬉しいです♪
こんにちは!
KINTOで豊かなカーライフ応援ブログのやっつん(⇒プロフィール)です^^