「レクサスNXをKINTOで契約するのはどう?」
「レクサスNXが月額56,100円~って安くない?」
こんな疑問にお答えします。
2023年3月2日、レクサスNXがKINTOで契約できるようになりました。
納車目処は4ヶ月、月額56,100円~とパッと見は魅力的です。
ですが、2023年3月時点では、レクサスNXをKINTOで契約すべきではありません。
3つの理由を解説しますので、KINTOでレクサスNXを検討中の方は是非ご覧ください!
- 25年間で40万キロ以上走った著者が経験をもとに解説していきます
- 国産メーカー4社のクルマ7台を乗り換えてきた経験
- 納車3ヶ月で15万の自損事故を起こす、親友が購入2週間のクルマを廃車、など身近なクルマトラブル経験多数
- KINTOでプリウス契約中(3年目)
- 新型プリウスをKINTO Unlimitedで契約済み
目次
KINTOとは?レクサス車とトヨタ車の違い
KINTOとは、トヨタ車・レクサス車の任意保険付きカーリースです。
先にKINTOについて簡単に解説します。
KINTOとは?
KINTOは、2019年3月にサービスが開始されたカーリースです。
KINTOは「サブスク」と言われていますが、任意保険付きのカーリースです。
トヨタが母体なので、独立系カーリース会社よりも挑戦的なサービスを提供しています。
私自身、2020年10月からKINTOでプリウスに乗っていますが、KINTOはカーリースですね 笑
特徴をまとめました。
- 車を所有するのではなく利用するサービス
⇒所有者はKINTO - カーリースに任意保険が付いたサービス
⇒誰でも運転OKの任意保険が付いているのはKINTOだけ - 契約満了で車を返却するサービス
⇒買い取りはできない - 途中での解約も可能なサービス
⇒違約金はかかる - 法人も契約ができるサービス
⇒法人名義のクレジットカード払いができる - 株式会社KINTOの運営するサービス
⇒トヨタ系列と住友三井系の資本が入っている
といったところです。
詳細は上記リンク先の記事をご覧ください。
トヨタ車KINTOとレクサス車KINTOの違い
トヨタ車のKINTOはサービスラインアップが豊富で、価格も競争力があり契約者が増加中です。
一方のレクサス車のKINTOは2つの制限があり、注意が必要です。
契約期間が違う
トヨタ車のKINTOは3,5,7年の契約期間を選択できます。
一方のレクサス車KINTO契約期間は3年のみです。
乗り換えサービスがない
トヨタ車KINTOには、「のりかえGO」という乗り換えサービスがあります。
のりかえGOは、契約期間の途中で違うクルマにKINTOで乗り換える場合、違約金が安くなるサービスです。
一方、レクサス車KINTOには乗り換えサービスはありません。
KINTOでレクサスNXを今はおすすめしない3つの理由
まず最初に誤解を解いておきますと、KINTOのレクサスNX月額56,100円~は、ボーナス払い込みです。
ボーナス払いなしですと、月額83,600円~となるのでご注意ください。
ちなみにKINTOでヴォクシー3年契約をすると、ちょうど月額56,540円でほぼ同価格帯になってしまいます。
2023年3月現在、KINTOでレクサスNXを契約することはおすすめしません。
理由は3つあります。
それぞれ詳しく解説します。
理由1:レクサスNXの下取り価格が高騰している
レクサスNXは大人気で、納車待ちが1年半以上と言われていた時期もありました。
それに伴い、現在のレクサスNX中古車買い取り相場は高騰しています。
走行距離やグレードなどで変化しますが、買い取り市場では3年落ちのレクサスNXは70%程度のりセールバリューがあるとされています。
※参考:夢あるカーライフより
KINTOで設定している3年後の下取り価格は50~55%程度と想定されるので、購入し売却した方がメリットが大きいと思われます。
今後、レクサスNXのリセールバリューが落ちる可能性はあります。また、もらい事故などで「事故有り」となってしまうと評価額は大きく下がるリスクがあります
理由2:銀行ローンの金利が安い
2023年3月現在、銀行のカーローン金利は2%台~3%台で借りることができます。
例えばレクサスNXの購入資金として500万を7年払い2.5%で銀行から借りれたとしたら、月の支払い金額は64,945円です。
一方で、KINTOでレクサスNXを契約すると、一番安いNX250でも月額83,600円です。
自動車任意保険や諸経費を含めても、月々の支払いは銀行ローンの方が安くなります。
3年乗った後にリセールバリュー70%程度で売却することができれば、KINTOより14,365円ほど安くNXに乗れる計算になりました。
計算と比較の詳細はこちら
自動車保険の年齢条件は26歳以上を対象、12等級開始で計算
物価高に伴うインフレで長期金利は高くなると予想されています。またまとまった金額を低金利で借りれない可能性があるのでご注意ください
KINTOのレクサスは3年契約しか選べない
トヨタ車のKINTOは3,5,7年契約から選択できますが、KINTOのレクサスは3年契約しか選択できません。
トヨタ車のKINTOでシミュレーションするとよく分かりますが、3年契約と7年契約を比較すると月額料金で1.13倍くらいの差がでてきます。
例として、新型プリウスを見ていきましょう。
7年契約:月額44,110円
3年契約:月額49,940円
3年契約と7年契約を比較すると、3年契約の月額料金は7年契約よりも約13%ほど高くなります。
あまり差がないように感じますが、レクサスNX250の月額料金で比較してみましょう。
7年契約(あるとして):月額73,982円
3年契約:月額83,600円
となります。
一ヶ月で1万円近く安くなるので大きな差があります。
月額74,000円程度であれば、一括購入と比較しても大きな差はありません。
NXは7年経ってもデザインの古臭さを感じないはずなので、是非KINTO7年契約を作ってほしいものです。
KINTOでレクサスNXを今は契約すべきではない3つの理由まとめ
KINTOでレクサスNXを今すぐ契約すべきではないと解説してきました。
ただ、次のような場合はKINTOでNX契約を検討してもよいと思います。
また、中古車買い取り価格が下落したり、銀行ローンの金利が高くなった場合はKINTOの方がメリットが出てくる場合もあると思います。
最後にまとめます。
2023年3月2日にレクサスNXは注文を再開しました。
ただ、NXは大人気なため、購入したい場合は早めの契約を検討した方がよいと思います。
もし、受注停止してしまった場合はKINTOで見積りしてみてもよいかもです。
KINTOでレクサスNXをチェック