「CEV補助金っていつまでもらえるの?」「今からPHEVを契約して間に合う?」――2026年9月、この質問の答えがはっきりしました。国のCEV補助金(令和7年度補正)は、2026年12月上旬〜12月下旬に受付終了の見込みです。年度末の2027年3月まで受け付けるわけではありません。
私(やっつん)は2026年7月にKINTOでプリウスPHEVに乗り換え、国85万円+東京都105万円=合計190万円の補助金が確定しました。その当事者として、締め切りの読み方と「今から契約して間に合うのか」、そして補助金を入れるとPHEVがハイブリッドより安くなる逆転現象を、実額で整理します。
- 国のCEV補助金は2026年12月上旬〜下旬で受付終了の見込み(2026年9月4日公表)。申請書が事務局に到着した日で先着順、予算に達した日の前日で締め切り
- 同じ年度のV2H・外部給電器の補助金は、期限(9月30日)より早い8月27日到着分で終了した=公表時期まで待てるとは限らない
- プリウスPHEVの国の補助額は85万円。KINTOの月額差を7年分足しても、東京なら補助金込みでPHEVの方が約93万円安い(東京以外は国の85万円だけでほぼトントン)
- KINTOのプリウスPHEVは納期3〜4か月(2026年7月末の実測)。今から契約すると登録は年末〜年明けになりやすく、国の今年度分には間に合わない前提で考えるのが安全
CEV補助金はいつまで?2026年度の受付終了見込みは12月上旬〜下旬
いま受け付けている国のCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金・車両)は「令和7年度補正予算」分です。窓口の次世代自動車振興センターが2026年9月4日に、受付終了の見込み時期を公表しました。要点は次のとおりです。
| 項目 | 内容(2026年9月4日公表) |
|---|---|
| 受付終了の見込み | 令和8年(2026年)12月上旬〜12月下旬目処 |
| 順番の決まり方 | 申請書が事務局に到着した日で先着順(発送日ではない) |
| 予算に達したら | 予算額に達した日の前日をもって受付終了 |
| 見込みの更新 | 執行状況に応じて今後更新される(早まることも遅くなることもある) |
| プリウスPHEV(G・Z)の補助額 | 85万円(2026年4月1日以降の登録。2027年1月1日以降の登録も同額) |
出典:次世代自動車振興センター「令和7年度補正 CEV補助金(車両)申請受付終了見込み時期について」(2026年9月4日公表)/同「別表1 銘柄ごとの補助金交付額」(いずれも2026年9月26日確認)
別表1には「2027年1月1日以降に登録した車」の金額も載っています。つまり制度としては年明けの登録も対象です。ただし予算が尽きた時点で受付は終わるので、「金額表に載っている=もらえる」ではない点に注意してください。
CEV補助金の締め切りで損しないための3つの注意点
1. 「消印」ではなく「到着日」で並ぶ
先着順の基準は、申請書が事務局に届いた日です。締め切り間際に発送しても、到着が予算到達日以降なら受け付けられません。登録後は書類をそろえてすぐ出すのが鉄則です。私の場合、申請の入力自体は30分でしたが、書類集め(特に東京都側の住民票)に2日かかりました。手順はEV補助金の申請方法と必要書類にまとめています。
2. 「見込み」より早く終わることがある
予算に達した日の前日で締め切られるため、12月上旬〜下旬という見込みより前に終わる可能性があります。実際、同じ令和7年度補正のV2H充放電設備・外部給電器の補助金は、当初の受付期限9月30日を待たずに2026年8月27日到着分で終了しました(8月28日公表)。
3. 車の「登録日」が来ないと申請できない
補助金は契約した日ではなく、車が登録(ナンバー取得)されてから申請します。納期が長い車ほど、契約から申請までの間に予算が減っていきます。PHEVを検討するなら、契約日ではなく「登録予定日」から逆算してください(次の章で具体的に計算します)。
KINTOでPHEVを契約するなら、CEV補助金に間に合う?納期から逆算
KINTOのプリウスPHEVの納期は3〜4か月程度でした(2026年7月28日に公式の見積シミュレーターで実測。最新の納期は申込前に公式でご確認ください)。これを当てはめると次のようになります。
| 契約する時期 | 登録の目安(納期3〜4か月) | 国の今年度分(12月上旬〜下旬終了見込み) |
|---|---|---|
| 2026年8月 | 11月〜12月 | ぎりぎり。登録後すぐ申請できれば可能性あり |
| 2026年9月末(今) | 2026年12月末〜2027年1月末 | 見込みどおりなら間に合わない可能性が高い |
| 2026年10月以降 | 2027年2月以降 | 次の予算(未定)頼み |
つまり、いまから契約する人は「国の85万円は来年度の制度次第」と考えて判断するのが安全です。一方で東京都の補助金(令和8年度分)は2027年3月31日まで受付なので、年明けの登録でも対象になり得ます(こちらも予算の範囲内)。東京都の詳細は東京都のEV・PHEV補助金は最大130万円をどうぞ。
なお、KINTOでも補助金は契約者本人が申請し、本人の口座に振り込まれます(月額が下がる仕組みではありません)。国の補助金には4年間の保有義務があるため、KINTOなら5年・7年プランを選ぶのが前提です。途中で解約した場合の返納額はEV補助金の4年縛りと返納額で計算しています。
PHEVは補助金でハイブリッドより安くなる?プリウスのKINTO月額で7年総額を比較
「補助金を入れるとPHEVの方が安い」という話を具体的な数字で確かめます。比べるのは同じプリウスのGグレード(ハイブリッド)とGグレードPHEV。どちらもKINTOの初期費用フリープラン・7年・ボーナス払いなし・税込の月額です(2026年9月26日確認)。
| 項目 | プリウスG(HV) | プリウスG PHEV |
|---|---|---|
| KINTO月額(7年) | 61,270円 | 71,060円 |
| 7年(84か月)の支払総額 | 5,146,680円 | 5,969,040円 |
| PHEVの上乗せ額 | ― | +822,360円 |
この上乗せ額822,360円から、もらえる補助金を差し引くと次のとおりです。
| 住んでいる地域・条件 | 補助金 | 7年の実質差(PHEV-HV) |
|---|---|---|
| 東京都以外(国のみ) | 85万円 | 約3万円 PHEVが安い |
| 東京都(国85万+都90万) | 175万円 | 約93万円 PHEVが安い |
| 東京都+再エネ100%電力(私の条件) | 190万円 | 約108万円 PHEVが安い |
| 国の予算が終わった後に登録(東京都以外) | 0円 | 約82万円 PHEVが高い |
※東京都の補助額はトヨタ車・給電機能ありの場合(ベース20万+給電機能10万+トヨタの上乗せ60万=90万、再エネ100%電力契約で+15万)。2026年7月1日以降の初度登録が対象。都の補助額の内訳は東京のプリウスPHEV補助金はいくら?で解説しています。Zグレードでは月額がHV 70,400円/PHEV 80,410円で、7年の差は840,840円でした(2026年7月28日実測)。
さらに燃料代の差もあります。私のプリウスPHEVは自宅充電で1kmあたり約3.71円、以前乗っていたプリウス(HV)の実燃費24km/Lでは1kmあたり約7.08円でした。仮に月1,000km走ると、月約3,370円・7年で約28万円PHEVが安くなる計算です(夏の31日間の実測がもと。電気代・ガソリン代・走り方で変わります)。詳しくはPHEVの燃料コストはハイブリッドの約半額だったをご覧ください。
まとめると、「補助金で逆転」が大きく成り立つのは東京都のように自治体の上乗せがある地域です。国の補助金だけだと、車両の差額をほぼ相殺する程度。そして国の補助金が取れないと、PHEVは約82万円高い選択になります。だからこそ、登録日が国の締め切りに間に合うかどうかが判断の分かれ目になります。
CEV補助金は来年度もある?過去の締め切りと今後の見方
当ブログでは2022年度(令和4年度)のCEV補助金も追いかけていました。当時と比べると次のとおりです。
| 年度 | プリウスのPHEV(PHV)の国の補助額 | 受付の終わり方 |
|---|---|---|
| 2022年度(令和4年度) | 55万円(先代プリウスPHV) | 予算終了で12月15日到着分まで |
| 2026年度(令和7年度補正) | 85万円(現行プリウスPHEV G・Z) | 12月上旬〜下旬に終了見込み(9月4日公表) |
額は増えましたが、「年度末を待たずに12月ごろ予算が尽きる」という流れは2022年度と同じです。
来年度については、例年8月末の各省の概算要求を経て、12月の政府予算案で規模が固まります。2026年10月1日時点で、来年度の補助額や条件は決まっていません(当ブログでは来年度の概算要求の一次資料をまだ確認できていないため、金額は書きません。確認でき次第追記します)。
また、補助金とは逆方向の動きとして、EV・PHEVには2028年5月1日以後に受ける車検から、車両重量に応じた自動車重量税の上乗せが入ることが決まっています(PHEVはEVの2分の1が目安。新車の最初の3年分は免除。出典:経済産業省「令和8年度 経済産業関係 税制改正について」)。買うときの支援は手厚い一方、持ち続けるコストは上がる方向です。「来年まで待てば、もっと条件が良くなる」とは言い切れない状況だと私は考えています。
CEV補助金とPHEVの買い時|タイプ別の判断
| あなたの状況 | おすすめの動き方 |
|---|---|
| すでに契約済み・年内に登録予定 | 登録日が決まったら書類を先にそろえる。登録後すぐ発送し、到着日で先着に入る |
| 東京都在住でこれから契約 | 国の85万円が取れなくても、都の補助金だけでHVとの差額をほぼ埋められる。都の受付(2027年3月31日まで)に間に合う登録時期かを確認 |
| 東京都以外でこれから契約 | 国の補助金がないとPHEVは約82万円高い。自治体の補助金を調べ、取れないならHVも同じ土俵で比べる |
| 3年以内に乗り換えるかもしれない | 4年の保有義務があるため、補助金前提の判断は危険。返納額を先に確認 |
CEV補助金のよくある質問
Q. CEV補助金はいつまでもらえますか?
A. 2026年9月4日の公表では、令和7年度補正分は2026年12月上旬〜12月下旬に受付終了の見込みです。予算に達した日の前日で締め切られるため、早まる可能性もあります。
Q. 予算が終わったら、次の補助金はいつから?
A. 次の予算の成立時期と内容によります。2026年10月1日時点で来年度の条件は決まっていません。
Q. KINTOでもCEV補助金はもらえますか?
A. もらえます。契約者本人が申請し、本人が受け取ります。国の補助金には4年の保有義務があるため、KINTOは5年・7年プランが前提です。私はプリウスPHEVで国85万円・東京都105万円を受け取れることが確定しています。
Q. 申請の順番は発送日で決まりますか?
A. いいえ。事務局に申請書が到着した日で先着順です。
Q. プリウスPHEVの国の補助額はいくらですか?
A. G・Zとも85万円です(2026年4月1日以降の登録。2027年1月1日以降の登録も同額)。
Q. V2Hの補助金はまだ申請できますか?
A. 令和7年度補正のV2H充放電設備・外部給電器の補助金は、2026年8月27日到着分で受付を終了しています。なお、プリウスPHEV(60系)はV2Hでの自宅給電に対応していません。
まとめ:CEV補助金は「12月」と「到着日」を覚えておく
- 国のCEV補助金(令和7年度補正)は2026年12月上旬〜下旬に終了見込み。到着日で先着、予算到達の前日で締め切り
- プリウスPHEVの国の補助額は85万円。東京なら補助金込みでHVより7年約93万円安い、東京以外は国の分だけでほぼトントン
- KINTOのPHEVは納期3〜4か月。9月末以降の契約は、国の今年度分に間に合わない前提で比べる
- 来年度の条件は未定。一方で2028年5月からEV・PHEVの重量税上乗せが決まっている
補助金の金額と申請の実例は、次の記事で詳しく書いています。
※本記事は2026年10月1日時点で筆者が確認した公的機関の公表資料・KINTO公式の月額と、筆者自身の契約・申請の実体験に基づきます。KINTOの月額は初期費用フリープラン・7年・ボーナス払いなし・税込。補助金の制度・金額・受付期間は予算の執行状況により変わります。申請前に必ず次世代自動車振興センター(国)・お住まいの自治体・KINTOの公式情報で最新の内容をご確認ください。
※記事内の人物イラストは「いらすとや」の素材を使用しています。


















PHEVを検討中だけど、補助金が終わる前に急いだ方がいいの?来年まで待つとどうなる?