雪の予報が出はじめる10〜11月は、スタッドレスタイヤへの履き替えシーズンです。KINTOは夏タイヤの交換は月額に含まれていますが、冬タイヤは別の扱いです。しかも冬タイヤオプションは契約したあとから付けられません。
冬タイヤオプションを付けた人なら、そのとおりです。付けていない人は、タイヤの用意も履き替え費用も自分持ちになります。この記事ではKINTO公式FAQ(2026年8〜9月改訂分)と公式ガイドブックで確かめた内容をもとに、冬タイヤオプションに何が含まれるか、付けなかった人はどうするか、返却のときに何を返すかを整理しました。
1. 結論:冬タイヤオプションは申込時にしか選べない

| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 月額に含まれるか | 含まれない。冬タイヤが必要なら有料の「冬タイヤオプション」を選ぶ |
| 選べるタイミング | 申込時だけ。契約途中の追加はできない |
| オプションに含まれるもの | 冬タイヤ+ホイールの提供、夏⇔冬の履き替え(年2回まで)、シーズン中に摩耗したときの交換 |
| 含まれないもの | オフシーズンのタイヤの保管と保管料(夏・冬とも)、オフシーズン中に冬タイヤを履きつぶしたときの交換 |
| 付けなかった人 | 冬タイヤは自分で用意。履き替え費用も自己負担 |
| 対象外の契約 | 中古車KINTOは冬タイヤの提供なし。GR車は設定なし。新車でも冬タイヤの提供がない車種がある |
| 返却時 | 装着しているのは夏・冬どちらでもよい。外している方のタイヤ+ホイールも車載して返す |
これから申し込む方はオプションを付けるべき人の判断表、すでに契約中で冬タイヤを付けていない方は自分で用意するときの注意点から読むと早いです。
2. 冬タイヤオプションに含まれるもの・含まれないもの

KINTOのメンテナンスには、夏タイヤの交換(残り溝2mm程度が目安)がもともと含まれています。冬タイヤオプションを選ぶと、ここに冬タイヤの分が加わります。公式FAQとガイドブックの記載を一覧にすると次のとおりです。
| 項目 | 冬タイヤオプションあり | オプションなし |
|---|---|---|
| 冬タイヤ+ホイール | 提供される | 自分で購入 |
| 夏⇔冬の履き替え作業 | 年2回まで月額内 | 自己負担 |
| 冬タイヤが摩耗したときの交換 | 月額内(オフシーズンの履きつぶしは対象外) | 自己負担 |
| 夏タイヤの交換 | 月額内 | 月額内 |
| 外したタイヤの保管 | 自分で保管(保管料も含まれない) | 自分で保管 |
| 冬タイヤの銘柄・メーカー指定 | できない | — |
「履きつぶし」は月額内で交換してもらえない
公式FAQは、冬タイヤのオフシーズン中の履きつぶしを交換の対象外としています。例として挙げているのは「冬タイヤを8月に摩耗交換となった場合の交換費用はお客様負担」というケースです。春に夏タイヤへ戻すのが面倒でスタッドレスのまま夏を越すと、すり減った冬タイヤの交換は自腹になります。
履き替えのたびに新品になるわけではない
オプションを付けていても、履き替えのたびに新しいタイヤが届くわけではありません。外した夏タイヤ(または冬タイヤ)は自分で保管して、次の履き替えのときに販売店へ持っていきます。保管場所がない家だと、ここで手間と費用がかかります(保管の項で後述)。
3. 冬タイヤオプションを付けるべき人・いらない人
公式FAQによると、冬タイヤオプションは契約後の追加ができないため、申込時に選ぶ必要があります。申し込み前に、自分がどこに当てはまるかを確かめてください。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 北海道・東北・北陸など、毎冬スタッドレスが必須の地域に住んでいる | 付ける | 毎年2回の履き替えと、冬タイヤの摩耗交換が月額に入る |
| 雪国ではないが、毎年スキー・スノーボードに行く | 付ける方向で検討 | 後から追加できない。自分で買う費用・履き替え費用と比べて決める |
| 雪は年に数日。降ったら乗らないと決めている | 付けない | 月額の上乗せが7年ずっと続く。どうしても必要なときはタイヤチェーンという手もある |
| 3年契約など短い契約で、冬に遠出する予定が読めない | 月額差と自前購入費を比べて判断 | 冬は契約期間中に数回しかない |
| 中古車KINTO・GR車を検討している | 選べない | 冬タイヤの提供・設定がない |
なお、北海道に住んでいる人は、見積シミュレーターで寒冷地仕様を必ず選ぶよう案内されています(降雪地域の人・ウインタースポーツをする人にもおすすめ、との表記)。寒冷地仕様は全車種で選べ、一部の車では標準装備です。冬タイヤとは別のオプションなので、雪国の人は両方を確認してください。

KINTOのオプションはほとんどが「申込時に決めたら最後まで変えられない」ものです。冬タイヤもその1つ。迷ったら、7年分の上乗せ額と自分で買う場合の費用を紙に書き出してから決めるのがおすすめです。
4. 冬タイヤオプションの月額はいくら?
冬タイヤオプションの月額は、車種・タイヤサイズ・契約年数によって変わります。一例として、当ブログが公式見積シミュレーターで確認した値は次のとおりです。
| 車種・グレード | 契約年数 | 冬タイヤオプション | 契約期間の合計 |
|---|---|---|---|
| プリウス Uグレード(17インチ) | 7年 | 月+5,500円 | 462,000円(5,500円×84か月) |
プリウスUの例では、7年で約46万円です。これに対して、自分で冬タイヤを用意する場合は次の費用がかかります。見積を取るときは、この表の右の列を埋めて比べてみてください。
| 費用の項目 | オプションあり | 自分で用意する場合 |
|---|---|---|
| 冬タイヤ+ホイール4本の購入 | 月額に含む | 購入費(自分の車のサイズで見積) |
| 契約期間中の冬タイヤの買い替え | シーズン中の摩耗は月額に含む | 使用年数・走行距離しだいで追加購入 |
| 履き替え工賃(年2回) | 月額に含む | 1回あたりの工賃×2回×契約年数 |
| 外したタイヤの保管 | 自分で(保管料も自分) | 自分で(保管料も自分) |
| 契約終了後 | 冬タイヤも返却 | 冬タイヤは自分の物として残る(次の車に合うとは限らない) |
保管はどちらを選んでも自分持ちなので、比べるのは「タイヤ+ホイールの購入費・買い替え費・履き替え工賃」と「オプションの月額×契約月数」です。
5. 冬タイヤを自分で用意するときの注意点5つ
すでにKINTOに乗っていて、冬タイヤオプションを付けていない人は、公式FAQで「お客様ご自身での冬タイヤのご用意・履き替え」を求められています。自分で用意するときは、次の5点に気をつけてください。
① 履き替えの費用は自己負担
自分で用意した冬タイヤへの履き替え費用は、月額に含まれず自己負担です(公式FAQ「冬タイヤを自分で用意した場合の履き替え費用はどうなりますか?」)。
② 自分で付けたタイヤ・ホイールはKINTOの補償の対象外
ガイドブックでは、KINTO契約に含まれない(お客様にて交換や追加した)車両部品の損害を、自動車保険が適用されない例に挙げています。メンテナンスでも、KINTO契約に含まれない車両部品の点検・修理・交換費用は対象外です。自前のスタッドレスやホイールが傷んでも、KINTOの保険やメンテナンスでは直せないと考えておきましょう。
③ 外したKINTOの夏タイヤは大切に保管する
契約終了時には、夏タイヤ+純正ホイールを車両と一緒に返す必要があります。返せなかった場合の費用は自己負担です(公式FAQ「車両返却時、夏・冬タイヤは返却した方がいいですか?」)。冬の間に外した夏タイヤは、なくしたり傷めたりしないように保管してください。
④ 自前の冬タイヤに合うサイズ・ホイールか確認する
KINTOの公式FAQには「タイヤのインチアップをした際、チェーン装着ができない場合がある」との注意もあります。自分でタイヤを選ぶときは、運転席ドア付近のラベルや取扱説明書に書かれた純正のタイヤサイズを確かめ、購入店で適合を確認してもらうのが安全です。
⑤ タイヤチェーンは使ってよい
公式FAQでは、KINTOの車にタイヤチェーンを付けることは「問題ありません」とされています。雪がまれな地域で、スタッドレスまでは要らないという人は、チェーンを積んでおく方法もあります。
6. オプションの冬タイヤのホイールは純正?アルミ?
KINTOのオプション品は原則として純正品ですが、冬タイヤのホイールは一部車種で非純正です。公式FAQの記載をまとめると次のとおりです。
| 冬タイヤのサイズ | ホイール |
|---|---|
| 19インチ以上 | 原則純正品 |
| 18インチ以下 | 原則非純正品 |
| 車両標準の夏タイヤが15インチ以下 | スチールホイール(夏タイヤがアルミでも) |
冬タイヤはKINTOが国内外のメーカーから手配するため、メーカーや銘柄の指定もできません。特定のスタッドレスを使いたい人は、オプションではなく自分で用意することになります。
7. 外したタイヤの保管はどうする?
冬タイヤオプションを付けても付けなくても、オフシーズンのタイヤの保管と保管料は自分持ちです(公式FAQ「オフシーズンタイヤの保管はサービスに含まれていますか?」、メンテナンス対象外項目の「夏タイヤ・冬タイヤ(ホイール含む)のお預かりおよびお預かり費用」)。

| 保管の方法 | 向いている人 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 自宅(物置・ガレージ・ベランダ) | 置き場所がある戸建て | 直射日光・雨・湿気を避ける。タイヤ4本+ホイールはかなり場所をとる |
| タイヤショップ・カー用品店の保管サービス | マンション住まい、運ぶのが大変な人 | 料金は店とサイズで違う。月1,000〜1,500円程度が多いとの報道あり |
| 契約している販売店に相談 | 履き替えと同じ店で済ませたい人 | 保管サービスの有無・料金は店舗しだい(KINTOの月額には含まれない) |
保管サービスを月1,000円で7年使うと、それだけで約8万円(1,000円×84か月)です。冬タイヤが必要かどうかを考えるときは、この費用も一緒に見ておきましょう。
8. 契約終了・返却のときにタイヤはどうする?

冬タイヤオプションを付けた人は、冬タイヤも車と一緒に返却します。公式FAQの手順は次のとおりです。
- 返却時に装着しているタイヤは夏・冬どちらでもよい
- 装着していない方のタイヤ+ホイールをタイヤ袋に入れ、トランクに車載する
- 冬タイヤを付けたまま返すなら、夏タイヤ+純正ホイールを車載する(車載しないと所定の費用を請求される場合がある)
返却の傷や原状回復の費用については、KINTO返却時の傷はいくら請求される?で詳しく解説しています。
9. 夏タイヤの交換はどこまで月額に含まれる?
冬タイヤとあわせてよく聞かれるのが、普段のタイヤ交換です。KINTOではトヨタ車・SUBARU車・中古車のタイヤは消耗品交換の対象で、夏タイヤは残り溝2mm程度を目安に交換されます。通常走行で起きたパンクの修理・タイヤ交換も含まれます。
| ケース | 月額内で交換? |
|---|---|
| 普通に走って溝が減った(残り2mm程度) | 含まれる |
| 通常走行中のパンク | 含まれる |
| レクサス車・GR車 | 対象外 |
| 縁石・車止めへの乗り上げや擦り、側面の損傷 | 対象外 |
| パンクしたまま走り続けて側面を傷めた | 対象外 |
| いたずら・天災・自分の過失や事故 | 対象外 |
| 冬タイヤのオフシーズン中の履きつぶし | 対象外 |
| 担当販売店以外で交換した | 対象外(突然の故障の応急修理は除く) |
メンテナンスに含まれるもの全体は、KINTOのメンテナンスは何が含まれてるの?にまとめています。
10. よくある質問
Q1. KINTOの月額にスタッドレスタイヤは含まれていますか?
含まれていません。冬タイヤが必要な場合は、申込時に有料の「冬タイヤオプション」を選びます。
Q2. 契約したあとで冬タイヤオプションを追加できますか?
できません。公式FAQは、契約途中の追加はできないため、自分で冬タイヤを用意して履き替えるよう案内しています。
Q3. 冬タイヤオプションを付けると、履き替えは何回までしてもらえますか?
夏⇔冬の履き替えは年2回まで実施されます。ただし外したタイヤの保管と保管料は含まれません。
Q4. 中古車のKINTOで冬タイヤは付けられますか?
付けられません。中古車KINTOは冬タイヤの提供・交換サービスがなく、自分で用意する必要があります。寒冷地仕様や4WDの車は取り扱いがあります。
Q5. 冬タイヤのメーカーや銘柄は選べますか?
選べません。冬タイヤはKINTOが国内外のメーカーから手配します。18インチ以下は原則として非純正ホイールです。
Q6. 返却のとき、冬タイヤを付けたままでも大丈夫ですか?
大丈夫です。返却時の装着タイヤは夏・冬どちらでもよく、外している方のタイヤ+ホイールをタイヤ袋に入れてトランクに車載して返します。
まとめ
- KINTOの月額に冬タイヤは含まれない。必要なら有料の冬タイヤオプション
- オプションは申込時にしか選べない。契約後は自分で用意する
- オプションには冬タイヤ+ホイールと年2回の履き替えが含まれるが、保管は自分
- 例:プリウスU・7年なら月+5,500円=7年で462,000円(2026年7月確認)。自分で買う費用・工賃と比べて決める
- 返却時は外している方のタイヤ+ホイールも車載して返す

これから申し込む人は、見積画面の「寒冷地仕様・冬タイヤ」の欄を必ず見てください。そこで付けなければ、7年間ずっと冬タイヤは自分で何とかすることになります。
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※ 本記事の記載は、KINTO公式FAQ(「冬タイヤのオプションには何が含まれていますか?」「オフシーズンタイヤの保管はサービスに含まれていますか?」「KINTOを既に利用中なのですが、冬タイヤオプションを追加できますか?」「冬タイヤを自分で用意した場合の履き替え費用はどうなりますか?」「車両返却時、夏・冬タイヤは返却した方がいいですか?」「新車で雪が多い地域(寒冷地)向けの仕様はありますか?」「中古車で、雪が多い地域(寒冷地)向けの仕様はありますか?」ほか)、KINTO ONE ご利用ガイドブック P06〜P08、KINTO公式見積シミュレーターの表示(いずれも2026年10月10日確認。月額の例のみ2026年7月28日確認)にもとづきます。車種によって冬タイヤの設定がない場合があるため、実際の内容はご自身の見積画面と担当販売店でご確認ください。

















KINTOってメンテナンス込みだから、スタッドレスも販売店に言えば履き替えてくれるんじゃないの?