「KINTOにデメリットはあるの?」
「契約前にチェックすべきKINTOデメリットは?」
そんなあなたのため、
KINTOのデメリット9点をKINTO契約者が解説します!
KINTOについて詳しく知りたい方は先に↓をご覧ください。
KINTO(キント)とは車を所有するのではなく利用するサービスです。
KINTOとカーシェアリングとは全く違い、あなたに合った1台をカスタマイズして納車してもらい、契約期間中はあなただけが利用できる車になります。
・KINTOとはトヨタ車かレクサスの新車をサブスク方式で利用するサービスです。
※サブスクはサブスクリプションの略で、ものを所有せず一定期間、定額で利用する契約方法です。
・KINTOとは3年、5年、7年の契約期間が選べ、契約満了で車を返却するサービスです。
⇒レクサス車で選択できる契約期間は3年のみです
・KINTOとは途中解約も可能なサービス
⇒違約金はかかります。詳細は「絶対ダメ!選んではいけないKINTO解約タイミングとは?違約金を数十万円減らす方法」をご覧ください
・KINTOのナンバープレートは「わナンバー」なの?
⇒KINTOのナンバープレートはわナンバーではないので安心してください
・KINTOの契約になにが含まれているの?
⇒ガソリン代、駐車場代以外は税金や維持費、任意保険含めすべてコミコミです
・KINTOの自動車保険(任意保険)はどんな保険なの?
⇒KINTOの保険は全年齢型の自動車保険が含まれた保険です。事故後の値上がりもありません
・タイヤ交換はKINTOに入ってるの?
⇒KINTOはメンテンスすべてこみ。タイヤ交換、オイル交換などすべてコミコミです
・KINTOのデメリットは何?
⇒KINTOのデメリットをまとめた記事を書きました
よりKINTOの詳細を知りたい方へ
⇒「KINTOとは何?7つのポイントと6つのFAQで【契約者が解説】」をご覧ください
KINTOのデメリットは9つ。
一覧はこちら。
結構多いですね^^;
少なくないデメリットがあるなかで、どうして私がKINTOを契約したのかお伝えします。
この記事を読めば、「こんなはずじゃなかった…」といったKINTO契約の失敗を防げます!
KINTOのデメリット:費用面
トヨタKINTOのデメリットの中で、費用面でのデメリット6ポイントを解説します。
一つずつ、詳細を解説していきます。
KINTOデメリット1:走行距離制限がある
KINTOは契約期間内の走行距離制限があります。
KINTOの走行距離制限は月あたり1,500キロです。
3年契約で考えると54,000キロまで。
5年契約は90,000キロまで。
7年契約の場合は126,000キロまでです。
もし、契約期間中トータルの距離が距離制限を超えた場合には、超えた距離1キロあたり11円のペナルティがあります。
このような距離制限です。
ちなみにですが、国交省が出している調査資料「全国道路・街路交通情勢調査」を見ると、自家用車の走行距離は年間で1万キロ前後となります。
そのため、月に1500キロを超えるのは相当な距離を乗る人と考えてよいでしょう。
あなたのここ最近の走行距離はどのくらいですか?
もし年間18000キロを大きく超えないなら、問題ない制限です。
あなたが18000キロを大きく超えるようなクルマの乗り方なら、KINTOでは別のメリットがあります。
それは、年間18000キロを大きく越える場合、消耗品交換費用がKINTOでまかなえるのでお得になることです。
たとえば、クルマのタイヤはだいたい4万キロくらいで交換時期になります。
KINTO5年契約なら、通常は1回の交換で終わります。
一方で、年間2万キロくらい乗っている場合、5年契約で2回はタイヤ交換するでしょう。
タイヤ以外の消耗品パーツも同様ですね。
距離制限を超えた場合に支払うペナルティ金額よりも、消耗品の交換費用の方が高いという状況になります。
KINTOの距離制限については別記事で詳細をお伝えしていますので、よろしければどうぞ!
KINTOデメリット2:クルマを買取れない
KINTOはクルマを買取ることができません。
どんな理由があっても、クルマはKINTO契約期間が終わるときに返却する必要があります。
クルマを買取れないと問題になることを挙げます。
返却時の査定が大きく下がる状態になっている
⇒理由:返却時のペナルティ金額が大きくなるから
返却時の査定が大きく下がるような状況になっていた場合というのは、どのような状態でしょう?
例えば、車庫入れに失敗してバンパーが割れている状態やこすり傷が大きくついている場合などです。
この状態でクルマを返却すると、ペナルティ金額が取られます。
このような状態にならない方法は、「KINTOの保険でこまめに修理しておく」ことです。
KINTOの保険は、何度使ってもKINTO利用金額が上がることはありません。
積極的に保険を利用しましょう。
私自身、保険を利用して自損事故の修理をおこなったことがあります。
KINTOの保険については詳しく解説した記事を書いているので参考にしてください!
KINTOデメリット3:保険等級が上がらない
KINTOは特殊な自動車保険がついています。
保険等級が関係ない自動車保険です。
通常は保険を使わなければ1年ごとに上がる保険等級が、KINTOの場合は上がりません。
KINTO契約中は保険等級に関係なく支払金額は一定で問題なし。
一方で、KINTOの契約を止め、普通の自動車保険に入る際には保険等級が上がっていないので保険料が安くならないデメリットがあります。
ただ、自損事故などで一度でも保険を使い修理をすると、保険等級は3段階下がります。
保険が高くなるのを嫌がり、金額によっては保険を使わないで修理することも。
せっかく入っている保険を使えないのは、少しおかしいですね^^;
何もなければ保険等級が上がらないデメリット。
一方、クルマのトラブルで保険を使った場合はKINTOのメリットが大きいです。
KINTOデメリット4:途中解約で違約金
KINTOは契約期間が決まっています。
KINTO契約期間途中で解約する場合、残りの期間に応じて違約金が取られます。
KINTO側の立場で考えれば、想定したお金が回収できなくなるので、当たり前の話ですね。
特殊なケースで違約金なしで解約できることはあります。
前提:KINTO3年契約
- 契約者が免許返納した場合
- 契約者が海外赴任した場合
- 契約者が死亡した場合
※KINTO5年契約、7年契約は対象外
このような場合です。
他にも、クルマが全損した場合や盗難にあって戻ってこない場合も違約金なしで解約できます。
通常の中途解約の場合は違約金が必要です。
ただ、KINTO違約金の額は、タイミングによって大きく違うので要注意!
途中解約で違約金がとられる場合も、1月違いで数十万円変わるのでタイミングが大事。
どのタイミングだとKINTO違約金が安くなるか、詳細を別記事で解説しています。
【22/6/13追記】bZ4Xを契約したので、納車前にKINTOで契約中のプリウスを途中解約予定です。結構な出費になるので、やはり痛いですね^^;
KINTOデメリット5:返却時に追加費用がかかるかも
KINTOのデメリット2でお伝えしたように買取はできず、クルマを必ず返却しなければいけません。
その際、使い方によっては返却時に追加費用がかかる可能性も。
- 大きな傷やへこみがある
- シートに大きなシミがある
- 走行距離が制限をオーバーしている
大きな傷やへこみについては、KINTOデメリット2でお伝えしたように、こまめにKINTOの保険を使って直しておきましょう。
シートの大きなシミなどはKINTOの保険では対応できないので、シミ取り洗剤などを使いキレイにしておくことがおすすめ。
走行距離オーバーについては、KINTOデメリット1に書いた通りです。
年間18000キロ以上乗る方はそう多くはないはず。
また、たとえ距離がオーバーしてペナルティを支払っても、消耗品交換費用のほうが高くなるため、結果としてお得にクルマに乗れます。
KINTOの返却について詳しい記事を書いています。
KINTOデメリット6:個人間カーシェアリングができない
KINTOで契約したクルマの所有者は株式会社KINTOです。
KINTOで利用しているクルマは、Anycaのような個人間カーシェアリングサービスで提供できません。
Anycaについて
参照:個人間カーシェアリングサービスAnyca
Anyca (エニカ) は、レンタカーとは異なる、個人間でクルマをシェアする新しいカーシェアリングサービスです。
KINTO契約前に、私自身が悩んだところです。
個人間カーシェアリングで自分のクルマを提供できれば、クルマの維持費を下げることができるので。
最終的には、個人間カーシェアリングに対して家族が反対したのでKINTOで契約することに。
ただ、個人間カーシェアリングサービスが利用できないのは、KINTOのデメリットと考えています。
と考えていましたが、つい最近「わりかんKINTO」というスマホアプリをKINTOが提供開始しました。
「わりかんKINTO」は10人までという制限はありますが、個人間カーシェアリングを容認するアプリです。
Anycaのようなサービスにクルマを利用することはできませんが、わりかんKINTOで身近な人とカーシェアできる状況になりました。
わりかんKINTOについては別記事に詳しく書いたのでご覧ください!
KINTOのデメリット:制限事項3点
トヨタKINTOのデメリットの中で、KINTOがNGとしている制限事項3点を挙げます。
KINTOデメリット7:ペットと同乗できない
KINTOはペットと同乗できません。
小型のペットで、ゲージに入れていてもNG。
ペットを飼われている方は、KINTOの契約は厳しいかもしれません。
ペットに何かがあったとき、クルマに乗って動物病院に運ぶ必要が出てくることもあるでしょう。
そんなとき、KINTOでクルマを契約していたら、ペットを連れていくのに気になってしまう可能性が。
最初からペットが同乗できる方法でクルマを契約するのが吉。
KINTOデメリット8:カスタマイズできない(原状回復が必要)
KINTOはカスタマイズすることが「原則」できません。
「原則」というのはクルマ返却時に元通りであればOKだからです。
アパートなど部屋をかりたことはありますか?
借りるときには部屋になにもないですよね。
引っ越すときには、最初と同じように元通りに何もない状態にして部屋を返します。
元通りにすることを「原状回復(げんじょうかいふく)」と呼びます。
部屋を借りることと、KINTOでクルマを返却することは同じことです。
逆を言えば、KINTOで借りたクルマを元通りにして返すことができる範囲ならカスタマイズはOKです。
KINTOデメリット9:喫煙できない
KINTOの契約車内でタバコを吸うことはNGです。
クルマを出てタバコを吸えるのなら、KINTOもありです。
一方で、「クルマの中でタバコを吸うことが至福のひと時」といった方にKINTOは向いていません。
タバコを好きに吸うことができる方法でクルマを手に入れた方がよいです。
KINTOデメリット9ポイントのまとめ
KINTOのデメリット9ポイントを解説してきました。
最後にまとめを記載しますね。
- KINTOには走行距離制限がある
⇒結論:年間18000キロ以上クルマに乗る人はわずか - クルマを買取れない
⇒結論:事故車扱いになっても査定が変わらないKINTOはリスクがない - 保険等級が上がらない
⇒結論:等級がないので、事故で保険を使っても支払金額が変わらない - 途中解約で違約金
⇒結論:違約金が最安になるタイミングで解約する - 返却時に追加費用がかかるかも
⇒結論:KINTOの保険を積極的に使いマイナス査定を防ぐ - Anycaのような個人間カーシェアリングができない
⇒結論:わりかんKINTOアプリで身近な人とカーシェアできる - ペットと同乗できない
⇒結論:ペットを飼われているならKINTOは再考しましょう - クルマをカスタマイズできない
⇒結論:クルマ返却時に原状回復できる範囲ならOK - 喫煙できない
⇒結論:車を出てからタバコを吸いましょう
KINTOはデメリット(制限)もありますが、ユーザーにとって最適な方法を考え抜いた末の妥協点とも思えます。
KINTOの契約を本気で考えているなら、9つのデメリットにきちんと納得した上で契約することをおすすめします!
※時間のない方用のリンクになってます。
気になるデメリットをクリックすると、ピンポイントでジャンプできます