「パッソの維持費ってどのくらいかかるの？」
「他のコンパクトカーと比べてパッソの維持費は安い？」
パッソは初めての車として女性に大人気のコンパクトカーです。
この記事では、パッソの維持費を年齢別の自動車保険費用、自動車税、購入時の費用など詳細をリサーチ。
一目で分かるようにグラフ化しているので、パッと見て維持費がイメージできます。
パッソと比較検討される方が多いアクアを含むコンパクトカーとの比較も行い、7年間維持したときに安いかどうか検証しています。
パッソの維持費を下げる方法についても調査しているので、ぜひ最後までご覧ください！
目次
パッソの年間維持費はどのくらいかかるの？グラフで解説！
パッソは初めて車に乗る人でも扱いやすいコンパクトカー。
最小半径は4.6ｍと小回りがきく運転しやすいクルマです。
とても人気で、2020年度の新車販売ランキングでは、3万2968台を販売して22位です！
そんなパッソの維持費をチェックするポイントは3つ。
- 短い期間ではなく買い替えを検討する7年トータルでチェック
- 維持費をパッソだけでなく他のコンパクトカーとも比較
- パッソの維持費を安くできるポイントを知る
この記事では、上記3ポイントを意識してご覧ください。
対象とするパッソのグレードはXとします。
↓パッソグレード詳細はこちら↓
| モデル | パッソ X 2WD |
| 車両金額 | ¥1,265,000 |
| 型番 | M700A |
| 車体寸法(mm) 全長ｘ全幅ｘ全高 | 3,650×1,665×1,525 |
| 室内寸法(mm) 室内長ｘ室内幅ｘ室内高 | 1,975×1,420×1,270 |
| ホイールベース(mm) | 2,490 |
| 最小半径(m) | 4.6 |
| タイヤ 前輪・後輪 | 165/65R14 165/65R14 |
| 車重(kg) | 910 |
| 排気量(cc) | 996 |
| 燃費(WLTC) | 28 |
では、早速パッソの維持費をグラフでチェックしていきましょう！
パッソを7年間維持した場合のトータルコストをチェック！
パッソを7年間維持した場合の費用をチェックしていきましょう。
パッソXの場合、トータルで「1,909,678円」必要となりました。
これは高いのでしょうか？安いのでしょうか？
トヨタのコンパクトカー5種類で維持費を比較してみたので、パッソの維持費がどの程度なのかチェックしてみましょう。
| 7年間の維持費 トータル | 内訳1 自動車保険 | 内訳2 ガソリン代 | 内訳13 車検・メンテナンス代・消耗品 | 内訳4 税金・自賠責保険料 | |
 ルーミー | ¥2,176,717 | ¥615,223 | ¥697,464 | ¥535,140 | ¥328,890 |
 パッソ | ¥1,909,678 | ¥616,015 | ¥458,333 | ¥535,140 | ¥300,190 |
 ヤリス | ¥2,101,895 | ¥631,252 | ¥635,314 | ¥535,140 | ¥300,190 |
 アクア | ¥2,014,981 | ¥768,185 | ¥370,906 | ¥594,600 | ¥281,290 |
 カローラスポーツ | ¥2,384,799 | ¥640,289 | ¥782,520 | ¥594,600 | ¥367,390 |
トヨタのコンパクトカー5車種を比較すると、7年間の維持費は190万～240万の間でした。
パッソの維持費は一番安いです！
パッソの自動車保険(任意保険）について
自動車保険は自賠責保険で対応できない「対物」への補償と、より高額な「対人」への保険が基本です。
それに加え、今回は自分のクルマに対しても保険対応できる車両保険を含めています。
「車両保険はいらないでしょ？」と思う方も多いですが、もらい事故で相手が任意保険に入っていないケースも多々あります。
恐ろしいことに、4人に1人は任意保険に入っていません、、
自分の身は自分で守る必要があるので、今回は車両保険を含めシミュレーションしてます。
パッソのガソリン代は高い？安い？
パッソのガソリン代は高いのでしょうか？
パッソは、WLTC基準の燃費が28.0km/L。
よくもなく悪くもない、といったところでしょうか。
1万キロ走行した場合のガソリン代はトヨタのコンパクトカー5車種の中では2番目に安いです。
一番安いのはハイブリッド車のアクアなので、パッソはかなり燃費のよいクルマですね！
パッソの車検・メンテナンス代で気を付けるもの
パッソの車検、メンテナンス代は一般的な費用感です。
最近は、ユーザー車検を使い自分で安く済ます方も増えていますが注意点も。
あなたがユーザー車検をはじめておこなう予定なら、下記ポイントを覚えておいてください。
- ユーザー車検に合格しても、安全に走行できることは保証されない
- 整備は自分の責任で行う必要がある
- 学習する時間や整備する時間を考えると、任せたほうが安い場合もある
「車が好きで好きで暇さえあれば車をいじってる」ということでなければ、ユーザー車検は任せた方がいいかもです。
パッソの税金・自賠責保険料
税金、自賠責保険料は原則としてエンジンの排気量と重さで決まってきます。
詳細情報を下記でまとめたので、興味のある方はチェックしてみてください。
↓カテゴリーの詳細、内訳金額はこちら↓
- 自動車保険(任意保険料)
⇒自賠責保険の範囲外をサポートする保険です - ガソリン代
⇒年間1万キロ走行でシミュレーション - 車検・メンテナンス代・消耗品代
⇒2回車検を実施したことを想定 - 税金・自賠責保険料
▼維持費の内訳詳細
| モデル | パッソ X 2WD |
| 車両金額 | ¥1,265,000 |
| 型番 | M700A |
| 自動車保険（任意保険）年平均 | ¥88,002 |
| ガソリン代1万キロ | ¥65,476 |
| メンテナンス費用7年 | ¥535,140 |
| 自賠責保険料 7年 | ¥67,790 |
| 重量税3年間 | ¥24,600 |
| 重量税4年目以降2年間 | ¥16,400 |
| 自動車税 年 | ¥25,000 |
パッソの自動車保険費用を4パターンでチェック
パッソの維持費4分類の中1番大きい「自動車保険(任意保険)代」は12等級26歳開始でシミュレーションしました。
では、他の年代や、違う保険等級の場合どの程度の金額差になるのでしょうか？
4つの年代と等級で比較してみました。
さらに、7年間のなかで1回事故、2回事故を起こし保険を使った場合のトータル自動車保険費用も算出してみました。
結果はこのようになりました。
青色の棒が、7年間ずっと無事故で保険を使わなかった場合。
オレンジ色の棒が、1年目に事故で保険を一回使った場合。
灰色の棒は、1年目と3年目に保険を使った場合です。
一番高い場合と一番安い場合の差は7年間で約95万円！？
パッソの自動車保険は一番高い6等級18歳開始の7年間では、無事故でも「¥1,375,874」かかります。
一番保険代の安い20等級35歳開始と比較すると、その差は約95万円となります。
自動車保険は掛け捨てなので、この差は大きすぎますね、、
若いうちは一般的に給料も低いので、クルマを保有するだけで大変なのに高額な保険費用を支払うのは非常に大変。
パッソに限ったことではないですが、自動車保険の金額設定は少しおかしいと感じますね。
修理費用よりも保険代金の方が高くなる？
さらに、もし事故を2回起こすと7年間の自動車保険費用は跳ね上がります。
6等級18歳開始の場合は「¥2,152,356」と、年間30万以上を自動車保険に支払うことになってしまいます。
修理見積が30万円程度であれば、保険を使うよりも自費修理した方がよい計算に。
そうなると、車両保険に入る意味があまりなくなってしまいそうです。
【注意！】クルマ購入3つのリスクをご存じですか？知らなかったら生活が破綻するかも・・・
パッソの維持費は年間約27万。下げる方法はあるの？
パッソの維持費は、自動車保険が比較的安い12等級26歳開始でも、7年間で約190万、1年で約27万円と家計を直撃する金額ですね。
少しでも安くしたいところですが、何か方法はあるのでしょうか？
下げられる可能性があるのは下記3つです。
- 車検・メンテナンス代
- ガソリン代
- 自動車保険（任意保険）代
それぞれ見ていきましょう。
パッソの維持費を下げる方法1：車検・メンテナンス代を安くする
車検費用はユーザー車検を実施することで、安くすることが可能です。
一方で、ユーザー車検はさきほどお伝えしたように、あまりおすすめはできません。
理由は、整備が自己責任となることと、学習時間、整備時間がかかるからです。
その分の時間を本業に関する資格の勉強や、資産管理の勉強をするほうが将来的にプラスになる可能性があるでしょう。
パッソの維持費を下げる方法2：ガソリン代を安くする
1円でも安いガソリンスタンドを探すのもいいですが、遠いガソリンスタンドに行くためにガソリンを消費する、という本末転倒は避けたいところ。
ガソリン代を安くするために、燃費のよい走り方を意識してみましょう。
- 急なアクセル＆ブレーキ操作をしない
- 冬場のヒーターをできるだけ使わない
- 余計な荷物はクルマに入れておかない
これらを意識するだけで、リッター2~3キロは改善できるので、ぜひ試してみてください。
また、現金払いではなくポイントが付くクレジットカードを使うのもよいですね。
楽天カードなら、会費無料でガソリン代の1％が還元されるのでお得だと思います。
パッソの維持費を下げる方法3：自動車保険代を安くする
自動車保険のなかで、車両保険を含めなければ結構安くなります。
ですが、先ほどお伝えした用に「4人に1人は任意保険に入っていない」のでもらい事故時のリスクがあります。
ここで私がおすすめするのは、KINTOでパッソを契約する方法です。
トヨタKINTOの場合、車両保険付きの自動車保険料が含まれています。
また、万が一の事故で自動車保険を使っても、翌年以降の支払いが上がりません。
月額定額で、頭金がいらないのも良いですね。
KINTOのほうが7年間で101,718円安い結果に！？
実際にパッソをKINTOと購入どちらが安いか比較してみました。
7年間維持した場合、KINTOの方が101,718円安い結果に。
先に説明したように、自動車保険は年齢や保険等級で大きく幅があります。
6等級18歳開始の場合にKINTOと購入を比較
免許をとってすぐ、パッソを購入した場合とKINTOを契約した場合の比較をしてみた結果はこちら。
7年間トータルで、861,577円ほどKINTOの方が安くなります。
20歳未満の自動車保険料が高すぎるのが社会的な問題になっていますが、KINTOなら解決できそうです。
20等級35歳開始の場合にKINTOと購入を比較
最後に、いちばん自動車保険が安くなる「20等級35歳開始」でシミュレーションした結果がこちら。
KINTOの方が購入し維持した場合より92,974円、約10万円高い結果となりました。
35歳以上で20等級の方であれば、パッソを購入した方が割安です。
ですが、 さきほど「パッソの自動車保険費用を4パターンでチェック」でお伝えしたように、事故などで保険を使うと保険料が3年間高くなります。
そうなると、KINTOの方が割安になるケースも出てきます。
あなた自身が、ライフスタイルの影響をできるだけ受けないようにしたいなら、35歳以上でKINTOもありですね。
パッソの維持費について まとめ
パッソの維持費について詳細なシミュレーションをお伝えしてきました。
最後にポイントをまとめますね。
- 短い期間ではなく買い替えを検討する7年トータルでチェック
⇒パッソの維持費は7年間で約190万円。年間約27万円
⇒自動車保険費用は人(年齢と保険等級)によって違う
6等級18歳開始なら約143万円。20等級35歳開始なら約42万円 - 維持費をパッソだけでなく他のコンパクトカーも使って比較
⇒5車種で比較するとパッソの維持費は一番安い。ガソリン代はアクアの次に安い - パッソの維持費を安くできるポイントを知る
⇒車検・メンテナンス代を安くする：おすすめしない
⇒ガソリン代を安くする：乗り方を工夫する。カード払い
⇒自動車保険代を安くする：KINTOがおすすめ
パッソの維持費についてのシミュレーション結果はいかがでしたでしょうか？
何か分かりにくいことがありましたら、お気軽にコメントください！
あなたの車選びの参考になったら幸いです。
クルマ生活アドバイザーのやっつん（⇒プロフィール）です。
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