「2022年に売れた普通車はなに?」
「ランキング上位車種のシェアはどれくらい?」
そんな疑問にお答えします。
先日公開された「2022年新車販売台数データ」を元に3種類のグラフで独自分析した結果を解説します。
⇒ブランド通称名別順位:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会より
※軽自動車は含めていない普通車のランキングです
2022年新車販売トップ50車種はこれだ!
2022年新車販売トップ10の車種一覧はこちらです!
※軽自動車は含まれていません
車種(メーカー) | 台数 | 前年比 | 2021年順位 | |
---|---|---|---|---|
🥇1位 | ヤリス(トヨタ) | 168,557台 | 79.2% | 1位 |
🥈2位 | カローラ(トヨタ) | 131,548台 | 118.7% | 3位 |
🥉3位 | ノート(日産) | 110,113台 | 122.1% | 5位 |
4位 | ルーミー(トヨタ) | 109,236台 | 81.0% | 2位 |
5位 | ライズ(トヨタ) | 83,620台 | 102.1% | 6位 |
6位 | フリード(ホンダ) | 79,525台 | 114.3% | 10位 |
7位 | アクア(トヨタ) | 72,084台 | 99.4% | 8位 |
8位 | シエンタ(トヨタ) | 68,922台 | 119.2% | 13位 |
9位 | フィット(ホンダ) | 60,271台 | 102.5% | 12位 |
10位 | アルファード(トヨタ) | 60,225台 | 63.4% | 4位 |
トヨタが10車種中で7車種ランクインと、圧倒的な強さです。
2021年は8車種だったので1車種少ない結果ですが、国内の普通車販売では圧倒的な強さですね。
次に新車販売台数トップ11~50も挙げておきます。
※見たい方のみクリックしてチェックしてください
順位 | 車名(メーカー) | 台数 | 前年比 |
---|---|---|---|
11 | ノア(トヨタ) | 57696台 | 130.5% |
12 | セレナ(日産) | 57513台 | 97.6% |
13 | ヴォクシー(トヨタ) | 55545台 | 79.3% |
14 | ヴェゼル(ホンダ) | 50736台 | 96.3% |
15 | ソリオ(スズキ) | 41590台 | 93% |
16 | ステップワゴン(ホンダ) | 37966台 | 96.7% |
17 | ランドクルーザーW(トヨタ) | 35390台 | 105.7% |
18 | ハリアー(トヨタ) | 34182台 | 45.8% |
19 | パッソ(トヨタ) | 32990台 | 101.4% |
20 | プリウス(トヨタ) | 32675台 | 66.4% |
21 | CX-5(マツダ) | 31399台 | 140% |
22 | RAV4(トヨタ) | 31118台 | 62.7% |
23 | スイフト(スズキ) | 25113台 | 107.3% |
24 | フォレスター(SUBARU) | 25096台 | 109.6% |
25 | MAZDA2(マツダ) | 24429台 | 99.1% |
26 | インプレッサ(SUBARU) | 23042台 | 85.8% |
27 | ロッキー(ダイハツ) | 22223台 | 103.9% |
28 | キックス(日産) | 18697台 | 53.4% |
29 | エクストレイル(日産) | 18066台 | 150.3% |
30 | ジムニーワゴン(スズキ) | 17820台 | 128.2% |
31 | クラウン(トヨタ) | 17767台 | 83% |
32 | アウトランダー(三菱) | 17662台 | 713.9% |
33 | デリカD5(三菱) | 16838台 | 113.8% |
34 | CX-30(マツダ) | 16176台 | 83.6% |
35 | レヴォーグ(SUBARU) | 14275台 | 56.1% |
36 | MAZDA3(マツダ) | 14020台 | 85.7% |
37 | 86(トヨタ) | 13341台 | 364.3% |
38 | シャトル(ホンダ) | 12941台 | 94.9% |
39 | CX-8(マツダ) | 12934台 | 77.9% |
40 | リーフ(日産) | 12732台 | 117.4% |
41 | クロスビー(スズキ) | 12315台 | 99.3% |
42 | C-HR(トヨタ) | 11811台 | 65.3% |
43 | トール(ダイハツ) | 11527台 | 78% |
44 | レガシィ(SUBARU) | 9697台 | 482% |
45 | ロードスター(マツダ) | 9578台 | 177.6% |
46 | ハイエースワゴン(トヨタ) | 9175台 | 107.3% |
47 | シビック(ホンダ) | 8773台 | 103% |
48 | CX-3(マツダ) | 8409台 | 100% |
49 | マーチ(日産) | 8200台 | 93% |
50 | エクリプスクロス(三菱) | 7693台 | 86.6% |
では、3種類のグラフを使い、2022年新車販売台数トップ10のシェア、車メーカー別台数シェア、トップ50に入った車種のメーカー別シェアを見ていきましょう!
2022年新車販売台数トップ10の台数シェア:2021年と比較
2022年販売台数トップ10車種の台数別シェアをグラフにしてみました。
左側が2022年、右側が2021年のトップ10車種グラフです。
2021年に引き続き、2022年もヤリスがトップとなりました。
ただ、販売台数トップのヤリスでも、販売台数は2021年の8割くらいになっています。
半導体不足でなかなか納車できなかった状況が見えてきます。
また、2022年は日産のノートが3位、ホンダのフリードが6位、フィットが9位とトヨタ一強とはならなりませんでした。
一方で、ランキングトップ10の販売台数合計944,101台中トヨタ車は694,192台と73.5%を占めています。
なんだかんだで2022年もトヨタが強かった1年でした。
2022年車販売数トップ50のメーカー別台数シェア:2021年と比較
トップ10ではトヨタが強かった2022年新車販売台数ですが、トップ50で見たらどうなのでしょう?
やはりトヨタが強く、シェアは55.1%となりました。
メーカー別販売台数ランキングとしては、2022年と2021年はほぼ同じです。
トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スズキ、SUBARUと続きます。
ただ台数を2021年と2022年で比較すると、ホンダ、日産、マツダとほぼ同じような台数なのに対し、トヨタは17万台ほど少ない結果となりました。
他社と比較してトヨタは納期遅延や受注ストップが目立ちましたが、結果として販売台数(納車台数)が少ない1年でした。
2022年車販売数トップ50メーカー別の車種数シェア:2021年と比較
2022年新車販売トップ50にランクインしたメーカー別車種数はこちら。
左が2022年、右が2021年です。
トヨタは1車種少なくなりましたが18車種とダントツ。
他社も2021年と2022年はほぼ横ばいですね。
この傾向から分かることとしては、各社とも定番の車種数は変わらず、大きな変化がなかったと言えます。
コロナ禍と半導体不足が重なり、大きな変動がなかったと想像できます。
2022年 新車販売台数トップ10を解説
2022年の新車販売台数トップ50について見てきました。
売れ筋のクルマには何かしら売れる理由があると思います。
せっかくなので、2022年の売れ筋トップ10の詳細を解説します!
🥇1位 ヤリス(トヨタ)
ヤリスは2022年に168,5577台を販売し堂々の🥇1位となりました!
2021年と比較すると2割ほど少なくなりましたが、それでもトップです。
ヤリスシリーズとしては、SUVのヤリスクロス、GRヤリスなども含めた結果です。
ヤリスの良さは、なんといっても燃費ですね。
ガソリンモデルのヤリスXグレードのWLTC燃費は20.2km/Lと、ハイブリッド車のような燃費性能です。
ヤリスの維持費はトヨタコンパクトカー5種の中で3番目。
ハイブリッドカーのアクアも含めての結果なので、維持費はかなり安く抑えられます。
使い勝手がよく価格が安い上に維持費も安い。
ヤリスが選ばれるのが分かりますね。
🥈2位 カローラ(トヨタ)
トヨタが誇る「カローラ」が🥈2位となりました。
2022年の販売台数は131,548台と2021年と比較して20%近く台数を伸ばしての2位です。
2020年に販売開始されたSUV「カローラクロス」の納車が進んだことも要因の一つでしょう。
一方で、受注停止状態が長く続いているカローラクロスですが、マイナーチェンジを秋に控えそろそろ受注再開しそうな状況です。
本ブログでも、KINTOのカローラクロス再販状況を毎日チェックしています。
興味があれば、ぜひ下記の記事をブックマーク登録お願いします。
※23/3/15にKINTOでカローラクロスが再販されました!
KINTOでカローラクロスをチェック
🥉3位 ノート(日産)
日産が誇るコンパクトカー「ノート」が2022年はトップ3に入ってきました!
コンパクトカーながら高級感のある内外装で多くの支持を集めています。
ノートe-Powerはガソリンエンジンで蓄電させ、モーターで走る車。
モーターならではの加速、ワンペダルで楽に運転できる点など多くの方に受けています。
さらに、日産ノートの高級バージョン「AURA(オーラ)」は日本カーオブザイヤーを獲得しています。
高級感がある内外装の割にお手頃な価格で売れてますね。
4位 ルーミー(トヨタ)
2021年は2位のルーミーですが、2022年は販売台数が2割ほど少なくなり、ランキングも4位と落ち込みました。
販売台数が下がった理由の一つとしては、半導体不足による納車遅延があります。
2023年3月現在でも、ルーミーは注文してから工場出荷まで4~5ヶ月かかっています。
納車は半年程度になりそうです。
トヨタのサブスクKINTOでは納期は1.5ヶ月程度と短くなるので、納車を早めたいならチェックしてみましょう。
ルーミーは、自動車保険込の月額は33,110円とKINTOのなかでは一番安い車種になります。
KINTOで最安のルーミーを購入、カーリース3社と比較したら驚きの結果に
5位 ライズ(トヨタ)
5位のライズは2021年の6位から1ランクアップしました。
ライズ2022年の販売台数は83,620台で、2021年とほぼ同じ台数となります。
ライズはダイハツのOEM車種なので、トヨタ納期遅延の影響が少ない車種です。
トヨタ車の中では安定供給できているクルマの一つです。
ただ、2023年3月時点では、ライズも注文から工場出荷まで6ヶ月以上かかっています。
一方でKINTOなら1.5ヶ月納期で安定していますので、車検のタイミングなどで納車を待てないならKINTOもありかもです。
KINTOでライズを選ぶ5つの理由とデメリットとは?キント契約者が解説
6位 フリード(ホンダ)
ホンダのフリードは昨年の10位からジャンプアップして6位にランクインしました。
販売台数は2021年の69,577台から79,525台と順調に売れています。
フリードはコンパクトな車体にも関わらず、7人乗りを実現したファミリーカー。
シエンタは2022年にフルモデルチェンジしましたが、2022年の販売台数対決はフリードに軍配が上がりました。
ただ、シエンタは2022年なかばの供給開始でしたので、2023年のランキングが楽しみですね!
7位 アクア(トヨタ)
7位は2021年にマイナーチェンジしたアクアがランクイン。
アクアは2021年に72,495台売れていますが、2022年もほぼ同数の72,084台となりました。
新型アクアのバッテリーは、世界初搭載となる「バイポーラ型ニッケル水素電池」が使われており、かなり割安なクルマです。
一方で、特徴がいまいちないので爆発的な販売台数にはならないクルマでもあります。
そんなアクア関連の記事も書いているので、是非ご覧ください。
新型アクアをKINTOで契約すると本当にお得?KINTOユーザーが検証してみた
8位 シエンタ(トヨタ)
2022年にフルモデルチェンジとなったトヨタのシエンタが第8位となりました。
シエンタは2021年と比較して20%の販売台数増加で68,922台の販売実績となっています。
新型シエンタは2022年8月に発表となったので、納車自体は10月頃からの実績です。
実際、2022年8月までは2000台前後の販売台数でしたが、2022年9月以降は1万台前後で推移しています。
この調子で納車されれば、2023年は3位くらいにランクインしそうな勢いです。
新型シエンタは5ナンバーサイズミニバンでも7人乗車できる特徴がありますが、大人7人で乗っても大丈夫なのでしょうか?
記事にしてみたので、ぜひご覧ください!
新型シエンタで大人7人乗るの大丈夫?5つの不安点をチェック!
9位 フィット
9位は2021年の12位からジャンプアップしたホンダフィットがランクイン!
ホンダはフリードに続き2台目のトップ10入りです。
フィットは2021年とほぼ横ばいの販売台数60,271台となりました。
フィットは全長が4m未満で、最小回転半径も4.9mと5mを切っています。
日本の道路事情にあったコンパクトで使い勝手のよいクルマですね。
10位 アルファード(トヨタ)
2022年の販売台数10位は高級ミニバンの代名詞アルファードがランクインしました。
アルファードの販売台数は60,225台と、2021年の95,049台と比較して大幅に減少しました。
理由は、半導体不足での圧倒的な納期遅延と思われます。
一般販売とくらべて納期が短く在庫を確保しているKINTOでも、2022年7月には販売中止となりました。
そんなアルファードも2023年5月にはフルモデルチェンジが予定されています。
販売店向け動画のリーク映像を見ましたが、かなりカッコよくなるようです。
おそらく馬鹿売れするでしょうから、半導体不足さえなければトップ5は間違いなさそうです。
新情報は下記記事に追記予定ですので、新型アルファードに興味があるならブックマークしてお待ちください。
アルファードはKINTOがおすすめ!契約者が包み隠さず暴露しちゃいます
2022年の車販売ランキングまとめ
2022年の新車販売台数データを元に解説してきました。
最後にまとめますね。
2022年もトヨタ車の強さが目立った1年でしたが、半導体不足か納期がかかりすぎるケースが多かった1年でした。
2023年は新型プリウスの受注も好調な状況ですが、予約受付2日で受注停止するような状態も続きます。
私はKINTOで新型プリウスを契約しました。理由は圧倒的な安さです。
トヨタとして、KINTOの販売数を増やしたい思惑は続きそうなので、購入する前にKINTOもチェックしておくことをおすすめします。
KINTOでラインアップをチェック