「最近売れてる車はどんな車なの?」
「いま売れてる車メーカーはどこ?」
そんな疑問にお答えします。
先日公開された「2021年新車販売台数データ」を元に、売れ筋の車、売れてるメーカー情報を3つのグラフから解説します。
売れてる車には売れる理由があります。
できるだけ車選びに失敗したくない方は必見です!
※本記事の統計データには軽自動車は含まれていません
2021年新車販売トップ50車種はこれだ!
2021年新車販売トップ50の車種一覧はこちらです!
※軽自動車は含まれていません
車種(メーカー) | 台数 | 前年比 | |
---|---|---|---|
1位 | ヤリス(トヨタ) | 212,927 | 140.3 |
2位 | ルーミー(トヨタ) | 134,801 | 154.5 |
3位 | カローラ(トヨタ) | 110,865 | 93.7 |
4位 | アルファード(トヨタ) | 95,049 | 104.7 |
5位 | ノート(日産) | 90,177 | 124.9 |
6位 | ライズ(トヨタ) | 81,880 | 65 |
7位 | ハリアー(トヨタ) | 74,575 | 112.9 |
8位 | アクア(トヨタ) | 72,495 | 121.7 |
9位 | ヴォクシー(トヨタ) | 70,085 | 100.8 |
10位 | フリード(ホンダ) | 69,577 | 91.2 |
順位 | 車種(メーカー) | 台数 | 前年比 |
11 | セレナ(日産) | 58,954 | 85.9 |
12 | フィット(ホンダ) | 58,780 | 59.9 |
13 | シエンタ(トヨタ) | 57,802 | 79.5 |
14 | ヴェゼル(ホンダ) | 52,669 | 159.9 |
15 | RAV4(トヨタ) | 49,594 | 90.4 |
16 | プリウス(トヨタ) | 49,179 | 73.1 |
17 | ソリオ(スズキ) | 44,713 | 110.8 |
18 | ノア(トヨタ) | 44,211 | 97.3 |
19 | ステップワゴン(ホンダ) | 39,247 | 114 |
20 | キックス(日産) | 35,044 | 191.2 |
21 | ランドクルーザーW(トヨタ) | 33,481 | 127.3 |
22 | パッソ(トヨタ) | 32,542 | 98.7 |
23 | インプレッサ(SUBARU) | 26,854 | 73.3 |
24 | レヴォーグ(SUBARU) | 25,439 | 210 |
25 | MAZDA2(マツダ) | 24,652 | 86.9 |
26 | スイフト(スズキ) | 23,415 | 83.3 |
27 | フォレスター(SUBARU) | 22,903 | 95.2 |
28 | CX-5(マツダ) | 22,431 | 92.6 |
29 | クラウン(トヨタ) | 21,411 | 96.6 |
30 | ロッキー(ダイハツ) | 21,392 | 68.7 |
31 | オデッセイ(ホンダ) | 21,148 | 217.6 |
32 | CX-30(マツダ) | 19,355 | 71.7 |
33 | C-HR(トヨタ) | 18,096 | 53.7 |
34 | CX-8(マツダ) | 16,596 | 118.1 |
35 | MAZDA3(マツダ) | 16,361 | 85.1 |
36 | デリカD5(三菱) | 14,790 | 132.6 |
37 | トール(ダイハツ) | 14,780 | 75 |
38 | ジムニーワゴン(スズキ) | 13,903 | 83.7 |
39 | シャトル(ホンダ) | 13,636 | 81.6 |
40 | エスクァイア(トヨタ) | 12,482 | 47.3 |
41 | クロスビー(スズキ) | 12,401 | 79.8 |
42 | エクストレイル(日産) | 12,016 | 59.3 |
43 | リーフ(日産) | 10,843 | 96.1 |
44 | カムリ(トヨタ) | 10,620 | 87.9 |
45 | エクリプスクロス(三菱) | 8,882 | 165.3 |
46 | マーチ(日産) | 8,819 | 152.7 |
47 | ハイエースワゴン(トヨタ) | 8,547 | 98.5 |
48 | シビック(ホンダ) | 8,520 | 117.3 |
49 | CX-3(マツダ) | 8,408 | 110.4 |
50 | UX250H(レクサス) | 8,263 | 90.6 |
コロナ禍で納期が大幅に遅れる車種が多い中、新車販売は少し減少。
そんななか、トップ10に入った車種の多くが2020年よりも販売台数を伸ばしています。
では、3種類のグラフを使い、2021年新車販売台数トップ10のシェア、車メーカー別台数シェア、トップ50に入った車種のメーカー別シェアを見ていきましょう!
2021年新車販売台数トップ10の台数シェアはどのくらい?
2021年販売台数トップ10車種の台数別シェアをグラフにしてみました。
数字だとイマイチどのくらい売れてるかピンときませんが、グラフにするとよくわかりますね!
トヨタのヤリス、ルーミー、カローラ、アルファードの4車種で5割以上を占めてます。
特にヤリスがバカ売れしたのがよく分かるグラフです。
また、トップ10の8車種はトヨタ車と、2021年の車販売台数はトヨタの圧勝だったことも分かります。
2021年車販売数トップ50のメーカー別台数シェア比較
トップ10ではトヨタの圧勝でしたが、トップ50で見たらどうなのでしょう?
メーカーごとに2021年新車販売台数をまとめたところ、トヨタが59.1%を占めています。
続くホンダが13.1%、3位の日産が10.7%と、台数だけでみるとトヨタの圧勝状態ですね。
2021年車販売数トップ50メーカー別の車種数シェア比較
2021年新車販売トップ50にランクインした車種数をメーカー別にまとめたグラフがこちら。
予想通りトヨタが19車種とダントツです。
ホンダ、日産、マツダはほぼ横並び。
5位に入ったスズキは軽自動車が主力のメーカーなので、大健闘ではないでしょうか?
2021年 新車販売台数トップ10車種を解説
2021年の新車販売台数トップ50について見てきました。
すべてを解説するのは難しいので、トップ10に絞って解説していきますね!
1位 ヤリス(トヨタ)
ヤリスは2021年に212,927台を販売し堂々の1位となりました!
画像のコンパクトカーモデルだけでなく、SUVのヤリスクロス、スポーツカーのGRヤリスなどすべて含めての販売台数です。
ヤリスの良さは、なんといっても燃費ですね。
ガソリンモデルのヤリスXグレードのWLTC燃費は20.2km/Lと、ハイブリッド車のような燃費性能です。
ヤリスXグレードの維持費はトヨタコンパクトカー5種の中で3番目。
ハイブリッドカーのアクアも含めての結果なので、維持費はかなり安く抑えられます。
また、ヤリスはトヨタのサブスクKINTOのラインアップにも入っています。
コンパクトカーのヤリス、SUVのヤリスクロス、スポーツカーのGRヤリス、すべてKINTOで選べる状態。
ヤリス各モデルのKINTO契約について記事を書いています。
2位 ルーミー(トヨタ)
2位のルーミーはコンパクトカーながら室内空間を広くとることに成功し、ファミリーに大人気の車。
ルーミーは2020年と比較して、154.5%も販売台数を伸ばし134,801台販売されています。
ルーミーの良さは最小半径が「4.6m」と小回りがきくところですね。
車の運転に不慣れな若いお母さんでも、車庫入れに困らず車を運転できる車。
そんなルーミーはスズキのソリオとよく比較される車ですが、よく売れている理由の一つが「安全装備が全グレード標準装備」な点。
スズキソリオと金額帯が一緒なので、安全装備でルーミーのほうがちょっとお得感がありますね。
ルーミーはトヨタのサブスクKINTOの車種一覧に入っています。
7年契約で月額33,000円とKINTO最安の車。
そんなルーミーをKINTOの、購入、カーリース3社と比較した結果は下記の記事で書いています。
3位 カローラ(トヨタ)
トヨタが誇る「カローラ」が第3位となりました。
2021年の販売台数は110,855台。
現行カローラは「セダン」「SUV」「ワゴン」「コンパクト」の4カテゴリがラインアップされてます。
昨年販売開始されたSUV「カローラクロス」が6ヶ月以上の納期(ハイブリッドモデル)となるほど大人気。
カローラクロスHEVは受注停止となりました。受注停止後でもカローラクロスを手に入れる3つの方法を記事にしています。
カローラシリーズもトヨタのサブスクKINTOでラインアップされています。
それぞれ記事を書いていますので、ご興味あればご覧ください。
4位 アルファード(トヨタ)
2021年販売台数4位は高級ミニバンの代名詞アルファード。
アルファードの販売台数は95,049台と、高級車ながらもかなり売れています。
2022年の箱根駅伝でも、監督者がすべてアルファード(と兄弟車のヴェルファイア)でしたね。
アルファードが売れている理由の一つとして、ライバル不在であるとはよく言われています。
以前は日産のエルグランドが強力なライバルでしたが、エルグランドは2014年マイナーチェンジ後は大きな変更もなく販売不振の状態。
アルファードは現行型が2015年に販売開始され、ちょこちょこマイナーチェンジしています。
そんなアルファードはKINTOでも取り扱いがあります。
アルファードS”TYPE GOLDⅡ”ガソリンモデルの場合、7年契約で65,780円。
自動車保険やメンテナンス、車検費用も含まれているので想像より安く感じるのではにでしょうか?
アルファードをKINTOとカーリース3社と比較した記事はこちら。
5位 ノート(日産)
ここで初めてトヨタ車以外が登場しました!
日産が誇るコンパクトカー「ノート」です。
ノートe-Powerはガソリンエンジンで蓄電させ、モーターで走る車。
モーターならではの加速、ワンペダルで楽に運転できる点など多くの方に受けています。
さらに、日産ノートの高級バージョン「AURA(オーラ)」は日本カーオブザイヤーを獲得。
高級感がある内外装の割にお手頃な価格で売れてますね。
6位 ライズ(トヨタ)
6位はまたまたトヨタ車のライズ。
ライズの2021年販売台数は81,880台。
2021年はマイナーチェンジを実施し、ハイブリッドモデルが誕生しました。
コンパクトSUVとして、日本の狭い道路状況にあっていることも売れてる理由の一つですね。
ライズの維持費はトヨタのコンパクトカー5車種とほぼ同じ水準。
購入価格はもちろんですが、維持費が安いことも大事ですよね。
トヨタのサブスクKINTOにライズもラインアップされています。
2021年11月にマイナーチェンジされたライズをKINTOで選ぶ理由はこちらをご覧ください。
7位 ハリアー(トヨタ)
2020年にマイナーチェンジしたトヨタが誇る都市型SUVハリアーが7位にランクイン。
高価格帯の車ながら、7位にランクインするのはすごいですね。
ハリアーは私も購入を検討したのですが、高級な装備が標準でついているのに価格が意外と安いんですよね。
たとえば、Gグレード以上で標準装備の「デジタルインナーミラー」は前と後ろのドライブレコーダー機能もついてます。
デジタルインナーミラーと前後ドライブレコーダーをオプションで買えたとしたら、おそらく10万以上するはず。
また、電動シートや合成皮革シートなど、高級感のある内装が標準装備(エントリーグレード除く)。
プリウスにオプションをつけたら同じくらいの金額になるので、ハリアーは最後まで迷いました。
思ったよりもお手頃なハリアーは売れに売れすぎて、ハイブリッドモデルは受注停止しています、、
また、ハリアーの維持費についても分析してみました。
KINTOなら、納期が遅いハリアーも1.5~2ヶ月で納車されます(2022年1月現在。ガソリンモデルのみ)。
8位 アクア(トヨタ)
8位は2021年にマイナーチェンジしたアクアがランクイン。
アクアは2021年に72,495台売れています。
新型アクアのバッテリーは、世界初搭載となる「バイポーラ型ニッケル水素電池」が使われてたことも話題になりましたね。
また、ワンペダルと同様の「快感ペダル」という機能も搭載し、より走りやすくなったことも販売台数が増えている理由の一つですね。
そんなアクアの維持費をコンパクトカー5車種と比較した記事はこちら。
新型アクアもKINTOのラインアップに含まれています。
9位 ヴォクシー(トヨタ)
9位にランクインしたのは、1月13日にフルモデルチェンジ予定のヴォクシー。
フルモデルチェンジする予定の車が、前年にこれほど売れるとは驚きですね。
ヴォクシーは2021年に70,085台売れています。
兄弟車のノアは18位で44,211台売れているので、2車種を合わせるとカローラを抜いて3位の販売台数に。
日本で一番売れてるミニバンですね。
正式発表前にも関わらず、相当な事前予約注文が新型ヴォクシー・ノアには入っているようです。
納期と維持費を予想した記事はこちら。
新型ヴォクシー・ノアはKINTOのラインアップにも入ります。
1月13日に正式発表されると思いますが、予想したKINTOの金額はこちら。
10位 フリード(ホンダ)
2021年の販売台数ラストはホンダのフリードが入りました!
フリードは69,577台2021年に売れています。
フリードはコンパクトな車体にも関わらず、7人乗りを実現したファミリーカー。
トヨタのシエンタがライバル車になりますね。
シエンタは2022年にフルモデルチェンジを予定しているので、2022年の販売台数対決は見どころですね。
2021年いちばん売れた車は何?のまとめ
2021年の新車販売台数データを元に解説してきました。
最後にまとめますね。
- 2021年一番売れた車はヤリスで約21万台
※ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスすべて合わせた台数 - 2021年車販売台数トップ50の中で19車種はトヨタ車
- 2021年車販売台数トップ50の台数合計はトヨタ車が59.1%を占めた
- トップ10のなかで8車種はトヨタ車
2021年はトヨタ車が圧倒的な強さの1年でした。
さらに、トヨタは2030年までに年間350万台のEV車を販売するという計画も打ち出しています。
トヨタ一強の時代がしばらく続くのでしょうか?